温かみのあるアナログテイストの診察券|手描きの質感や優しさを表現
2026.1.23
デザイナーズ診察券では個性的で素敵なデザインの診察券を多数ご用意しています。シンプルでクールなデザインから少しとぼけてかわいいデザインまで、様々なテイストのデザインを経験豊富なデザイナーがデザインしています。その中には手描きをイメージしてデザインした「アナログテイスト」のデザインの診察券もあります。今回はその「アナログ」についてご紹介します。
急激に消えゆく「アナログ」
パソコンの普及、スマートフォンとタブレットの普及によって私たちの日常は「書く」ことから「タイプ」へと変化していきました。多くの人が紙の手帳やカレンダーではなく、スマートフォンにメモを取る時代です。またインターネットの普及とSNSの拡がりにより、紙に印刷された情報誌ではなく様々な情報をオンラインで入手する世の中になりました。アナログな商品、メディア、空間はデジタル化し、今後も手に触れ匂いを嗅ぐことのできる「アナログ」が次から次へと消失していくことでしょう。
最近ではAIが進化し「物」だけでなく「人材」の需要が激減する世の中になるかもしれません。実際にいままで抱えて生きたスタッフを人員削減して、AIがその業務を代行する会社もあります。長い年月、愛され続けた「アナログ」は、今後も間違いなく減っていくことでしょう。
時代に逆行する趣向性
世の中がデジタル化されアナログが少なくなってきているのは確かなことですが、アナログの魅力が少なくなったわけではありません。むしろ、デジタル化が進めば進むほど、私たちはアナログを渇望しているように思います。
例えばデジタルカメラが主流の写真の世界でも、今でもフィルムで写真を撮るカメラマンや趣味の写真好きがいて、数少ないフィルムを奪い合うように買っているのが最近の動向です。コンビニでインスタントカメラが販売されたり、フィルムのような写りをする古いデジタルカメラが人気が出て高額になったりと、リバイバルが起きています。デジタル化で消滅するのではないかと思われていたペンやノートといった文具も、海外での需要は増加しているのが実際のところで、実用というよりは趣向性においてアナログ商品が見直されているのかもしれません。アナログにはデジタルにはない魅力があって、デジタル化が進めば進むほどアナログの魅力が再認識されている現れとも言えるでしょう。

最近、若い人たちに人気の古民家や純喫茶といった昭和レトロブームについても、ただ単に物珍しさという味方もできますが、空間や手触りといったアナログ体験を楽しんでいるようにも思えます。
再評価される「アナログ」
数年前のエピソードですが、女子高生が友達にメッセージを送る際に紙に書いたメッセージを写真に撮って送るという話を聞きました。女子高生曰く、スマホの文字ではなく、自身が書いた文字を写真に撮って送ることで「伝わる」メッセージになるとのこと。実に興味深い話ですよね。

グラフィックデザインの業界でも、トップクリエイターたちがアナログ的な表現を好む傾向があります。デジタルフォントを加工してアナログ風な味付けをしたり、写真をわざと荒くしてレトロな雰囲気にしたり、なぜそのようなことをするのかは個々によって違うと思いますが、アナログ的な表現を求める共通認識は「魅力的になる」ということです。魅力だけでなくキレイな写真よりも、手描きのイラストの方が記憶に定着しやすいというメリットがあり、漠然とした印象だけでなく理論的な法則が潜んでいるのかもしれません。
2024年に公開された某大学の研究では、紙のノートで暗記学習をした学生は、タブレット端末を使った学生に比べてテストの得点が約20%高かったという結果が出ています。またノルウェー科学技術大学の研究(EEG調査)によると、手書きはタイピングに比べ、脳の広範囲で複雑なネットワーク活動(特に記憶に関わる海馬や視覚処理エリア)が見られたようです。デジタル化が進む現在、アナログな物質や行為が再評価されています。
診察券はアナログアイテム
従来の診察券、つまりカード状の物理的に存在する診察券は、もちろん「アナログ」なアイテムです。画面ではなく確かに存在し、画面のような透過光ではなく反射光によって見ることのできる実在するカードです。
診察券はアナログなアイテムですが、文具やカメラといったものと同じような評価は当てはまらず、デジタル化した方が受付や管理が効率的になるということで診察券を廃止して受付をデジタル化するクリニックも増えています。しかし、診察券に印刷されたデザインが患者さんに対するコミュニケーションを担っているという側面で考えると、デジタル方式にはない大きなメリットを診察券に見出すことができます。
アナログテイストのデザイン
デザイナーズ診察券ではデジタルフローでデザインを制作しつつも、手描きや手触りを感じさせるイラストの診察券をご用意しています。有機的で人間的な手描き感が、クリニックのイメージを「アナログ」な魅力に包み込むデザインです。






デザイナーズ診察券では、アナログテイストのデザインだけでなく、個性的で魅力的なデザインを多数ご用意しています。ぜひ、ご検討ください。

WRITER
ながしま 明
複数のデザイン事務所勤務を経て、2006年有限会社デザインウルフを設立。多くの企業の商品やサービスについてブランディング、販促活動をデザインにてサポート。ロゴ、WEB、印刷、写真、映像、コピーと職種を超えるマルチクリエイター。
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