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形容詞のつく診察券

2017.11.27

形容詞のつく診察券

デザイナーズ診察券では実にたくさんのデザインをご用意しています。かわいいもの、カラフルなもの、シャープなもの。様々なデザインはテイストこそ違えど、いくつかのデザインコンセプトのもとにデザインされています。最も重要視しているのは印象的(インパクトがある)こと。人の記憶に残らないものでは意味がありません。そしてそれがポジティブな印象につながるかどうか。デザイナーズ診察券のデザインが他の会社で提供しているデザインとひと味違うのは、そのようなコンセプトがあるからです。

形容詞がつけられるのは いいデザイン

いいデザインかどうか?の基準のひとつとして「形容詞がつくかどうか」というのがあります。そのデザインを説明する言葉がすぐに思い浮かぶかどうか。その言葉が明確であればあるほど、記憶に残しやすくなります。記憶に残りやすいデザインなら、いいデザインと言っていいのではないでしょうか。

“黄色の診察券"/

上の画像は、デザイナーズ診察券のデザインのひとつです。広い面積に黄色が配色されただけの、ビックリするくらいシンプルなデザイン。デザインについて理解が深くないと絶対につくれないデザインです。このデザインを人に伝えるとき、誰もが「黄色の診察券」と説明すると思います。黄色の…と具体的な形容詞で説明できる。これが形容詞のつくデザインです。

“青空の診察券"/

上の診察券の場合「青空の診察券」または「空の写真の診察券」といった形容詞がつきます。これもまた、人の記憶に残りやすいデザインと言えます。

“動物病院の診察券"/

上の診察券の場合「黄色の診察券」または「犬の足跡の診察券」といった形容詞がつきます。配色をシンプルにしているために「黄色」という色と犬の足跡のマークが、明確な言葉として記憶に残るデザインです。

形容詞をつけられないデザイン

逆に具体的な形容詞がつけられないデザインというのもあります。具体的なものを描くのではなく、抽象的に表現されたデザインです。しかし、それらの中でも「女性的な」「シャープな」「モダンな」といった雰囲気を持っている場合には、抽象的ではあっても形容詞がつけられるデザインがあります。

クリニック名と電話番号と受付時間が、ただ単に事務的に並んだだけの味気ない診察券の場合には、形容詞をつけることができません。もちろん、情報が記載されている以上、診察券としての機能を果たすことになりますが、形容詞をつけられないデザインは、残念ながらいいデザインとは言えません。

ブログライター

WRITER

ながしま 明

いつくかのデザイン事務所勤務を経て、2006年有限会社デザインウルフを設立。多くの企業の商品やサービスについてブランディング、販促活動をデザインにてサポート。ロゴ、WEB、印刷、映像、コピーと職種を超えるマルチクリエイター。

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