診察券作成のヒント|受付時間の表記はAM?午前?
2016.12.8診察券の裏面や表面にクリニックの受付時間を表記する際に、時刻の前にAM・PMまたは午前・午後とつけることがよくあります。つけてもつけなくても患者さんが見て「わかりやすいことが」大前提ですが、間違って使うと混乱のもとになることもあるので気をつけましょう。
使ってはいけない表記
上記の例を正確に「間違っている」とは言い切れないのですが、あまり使わない方がいい一例です。ポイントは午前中の終了時刻が「正午」だという点です。これが12:30であれば「午後12:30」または「PM12:30」と表記すれば何の問題もありませんが、12時つまり正午について午前なのか午後なのか、AMなのかPMなのか、一般的な正しい理解が難しいですよね。まさに混乱を招く表記です。終了時間が12:00で、どうしても「午前」とつけたい場合には、下記のように表記すれば誤解のない表記にすることができます。
もうひとつよくあるパターンを紹介します。
14:00の前に「午後」や「PM」をつけてしまう例です。午後やPMは時刻を12時間で表す表記なので、「午後14:00」ではなく「午後2:00」と表記するのが正解です。24時間表記ではなく12時間表記の方が年配の方に親切だ、という場合には「午後2:00」と表記します。
間違いのない24時間表記
正確で間違いがないのは24時間表記です。一部年配の方には評判のよくない24時間表記ですが、一般的にもビジネスの世界でもかなり浸透しているので、誤解や間違いを避けるには24時間表記が一番適しています。

WRITER
ながしま 明
いつくかのデザイン事務所勤務を経て、2006年有限会社デザインウルフを設立。多くの企業の商品やサービスについてブランディング、販促活動をデザインにてサポート。ロゴ、WEB、印刷、映像、コピーと職種を超えるマルチクリエイター。