LOADING

「ちょうどいいイラスト」の診察券

2023.6.30

「ちょうどいいイラスト」の診察券

ポスター、チラシ、広告、WEBと様々なメディアで「イラスト」がビジュアルとして使われています。雰囲気を演出するものから内容をわかりやすく伝える図解までイラストは昔からあるデザインのビジュアル要素ですが、最近ではお菓子やギフトのパッケージのビジュアルとして再ブレイクしています。写真にはない抽象性と、文字にはない具象性を持つイラスト。その絶妙なポジションが、優れた伝達力を発揮しています。

デザイナーズ診察券でもイラストを使った診察券を数多く展開しています。どういうイラストで診察券をデザインしているかというと「ちょうどいいイラスト」です。「ちょうどいい」は「適切」とも言いかえることができますが、何にとって「ちょうどいい」のかと言うと、もちろんそれはクリニックにとって適切であるという意味です。それは具体的にどういうことなのか?それは以下のようなものになります。

  1. 流行や時流に寄り過ぎないイラスト
  2. シンプルで見飽きないイラスト
  3. クリニックをポジティブな印象にするイラスト

流行や時流に寄り過ぎないイラスト

診察券は長年に渡ってクリニックと利用者をつなぐアイテムです。流行を感じすぎるイラストを使った場合、5年後、10年後にどこか古臭いものに感じてしまいます。現代的で「今っぽい」デザイン自体は決して悪くないのですが、流行や時流に寄りすぎるとどうしても年月に耐えることができないのです。イラストは、「どこか懐かしい感じがするね」「逆にモダンにも感じるね」という絶妙に「ちょうどいい」テイストが理想的です。

流行や時流に寄り過ぎないイラストの診察券

シンプルで見飽きないイラスト

断言しますが、シンプルなものに勝るデザインはありません。イラストも同じです。複雑で描き込んだテイストのイラストよりも、シンプルだけど味のあるイラストの方が見飽きることがなく、何より「スマート」です。自分のことばかり熱っぽく話す暑苦しい人は嫌われますよね?デザインも同様で、さらっとスマートに主張するデザインの方が多くの人の共感を得ています。

シンプルで見飽きないイラストの診察券

クリニックをポジティブな印象にするイラスト

最も重要なのは利用者に好印象を与えられるかどうかです。イラストを使って個性的なデザインになったとしても、診察券のデザインが患者さんに不快な思いをさせるようでは意味がありません。クリニックの印象をよくするイラストを診察券に使うことで、クリニックにとって明るい未来が待っているだけでなく、もしかしたら病気で辛い思いをしている患者さんを少しだけ楽な気持ちにする効果も期待できるかもしれません。

クリニックをポジティブな印象にするイラストの診察券01

クリニックをポジティブな印象にするイラストの診察券02

辛過ぎず、甘過ぎず。個性があっても嫌味がない。美味しい料理と同じく、デザインもさじ加減が大切です。「ちょうどいいイラスト」を使った診察券で、クリニックをポジティブな印象にしましょう!

ブログライター

WRITER

ながしま 明

いつくかのデザイン事務所勤務を経て、2006年有限会社デザインウルフを設立。多くの企業の商品やサービスについてブランディング、販促活動をデザインにてサポート。ロゴ、WEB、印刷、映像、コピーと職種を超えるマルチクリエイター。

デザインブログ一覧