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診察券は小さな営業マン

2021.9.22

診察券は小さな営業マン

診察券を作成するときには、せっかくなので診察券の役割について再確認しておきましょう。一般的な診察券の役割は主に2つあります。

  • 受付時に診察券の番号で診療内容を紐付ける
  • クリニックの情報を利用者に渡す

診察券は来院の際に利用者が受付のスタッフに渡すカードです。診察券に記入された個人番号から個人情報や過去の診療内容と紐付けることで、受付、診察、治療をスムーズに行うことができます。改めて言うまでもなくこの機能は診察券の大きな役割となっています。そしてもう1つは「クリニックの情報を利用者に渡す」こと。ここでポイントとなるのは、診察券に含まれる「情報」は電話番号や住所、受付時間といった情報だけではないことです。診察券にはクリニックの事務的な情報だけでなく「クリニックの印象」という情報も含まれていることを忘れてはいけません。

明るい、清潔感、高級感、モダンな雰囲気、優しいといった印象は、カラーリングや文字の配置を含む「デザイン」が見る人に伝達しています。受付時間などの事務的な情報だけでなく、診察券には感情や情緒に影響する情報が含まれています。そして「印象」という情報が上手に機能することで、診察券は単なる事務的なカードではなく「優れた営業マン」としてクリニックにとってとてもいい仕事をしてくれるのです。

リピート率に貢献する診察券

例えば、他のものとは違う魅力的でオシャレなデザインの診察券があったとします。患者さんがクリニックに訪れた後、その診察券は患者さんの自宅にある机の引き出しやカード入れに入れられることでしょう。しばらくして患者さんが他のクリニックに行こうとしてその引き出しを開けたとき、たくさんある診察券の中で「魅力的でオシャレなデザインの診察券」は一瞬で目に留まることでしょう。きっと、患者さんはこう思います。「そう言えばしばらく歯の掃除をしてもらってないな…。来週にでもクリニックを予約しようかな。」

「魅力的でオシャレなデザインの診察券」は一瞬で目に留まる

診察券は患者さんのリピートを促す営業マンとして機能するのです。もちろん、素敵な診察券を作成したからといって100%の確率で患者さんがリピートしてくれるわけではありませんが、診察券が10%でもリピート率に貢献してくれるなら、これはもう「優れた営業マン」と言ってもいいのではないでしょうか?

「何でもいいから目立てばいい」ということではなく、診察券はクリニックの性格を反映した「ポジティブな目立ち方」をしていることが大切です。デザイナーズ診察券ではクリニックをポジティブな印象にする診察券をたくさんご用意しています。ぜひ、ご利用ください!

ブログライター

WRITER

ながしま 明

いつくかのデザイン事務所勤務を経て、2006年有限会社デザインウルフを設立。多くの企業の商品やサービスについてブランディング、販促活動をデザインにてサポート。ロゴ、WEB、印刷、映像、コピーと職種を超えるマルチクリエイター。

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