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診察券に記載するWEB情報

2019.5.30

診察券に記載するWEB情報

会社や事業でオフィシャルサイトを持っているのが当たり前になった現在。ほとんどのクリニックでもWEBサイトを持ち、診療内容などの情報を公開していることと思います。20年ほど前では「特別」だったオフィシャルサイトですが、現在では持っていることが「マナー」になりつつあります。クリニック名で検索したときにオフィシャルサイトが見つからないと「つぶれてしまったのかな?」と思ってしまうほど、オフィシャルサイトの公開はクリニックの存在を示す大きな役割を担っています。デザイナーズ診察券にご注文いただく診察券でも「WEBのURLを記載してほしい」「QRコードをレイアウトしてほしい」といったご希望をいただくことが多く、選んでいただいたデザインをベースにWEB情報の追加に対応しています。診察券に記載するWEB情報にはいくつかのパターンがありますので、ご紹介させていただきます。

「ホームページ」という名前の誤解

「ホームページ」は間違い?

まずはじめに、押さえておきたいワードに「ホームページ」があります。「HP」と略して使われることもある言葉で、「詳しくはホームページにて」といった感じに広く使われている名称ですが、その意図に反して言葉が誤っていることを理解しておきましょう。ほとんどの場合「ホームページ」は「WEBサイト」と同じ意味として使われていますが、本来「ホームページ」という言葉が意味するのは、ブラウザに設定された初期画面のこと。インターネットを見るときにブラウザを立ち上げ、はじめに表示されるページのことです。自分で設定していない場合はyahooやgoogleのトップページだったり、スマホのブラウザではdocomoなどケータイキャリアのトップページに予め設定されています。ブラウザのホームボタン(家マークのような)をクリックして表示されるページと言えば、わかりやすいでしょうか。

「ホームページ」が意味するもの01

WEBサイトのトップページを「ホームページ」と呼ぶこともあります。WEBサイトには必ずトップページがありますが、一番はじめに表示されるメインのページを「ホーム」と呼ぶことから、「ホームページ」と呼ばれるようになったのかもしれません。

「ホームページ」が意味するもの02

どちらにしても、現在多くの人が使っている意図とは違っていることがわかります。「ホームページ」がWEBのトップページを指していたとしても、伝えるための情報がトップページにすべて記載されていることはないので「詳しくはホームページにて」という言い方は、間違いと思った方がいいでしょう。意味を正確に捉えず、大手企業やメディアがカタカナで流通させてしまった結果、間違った言葉で定着してしまった…。嘆かわしいかな、こういったことは日本では珍しいことではありません。日本でも多くの外国人が暮らすようになり、英語圏の人が理解できない間違った英語を使い続けることは、あまり関心できません。インターネット上で公開されているWEBについては、ホームページではなく、WEB、WEBサイト、オフィシャルサイトといった言葉を使いましょう。

QRコードをレイアウトする

最近多いご希望の1つに「QRコードを追加してほしい」というオーダーがあります。ちなみうに、そういったご希望に対し追加費用は発生しませんのでご安心ください。QRコードのリンク先は主にクリニックのWEBサイト(トップページ)ですが、WEBサイトの特定のページでURLの文字数が多くなってしまう場合や、予約のできるページ、外部の予約システムページなど、ダイレクトに導線をつくれるのが大きなメリットです。

QRコードはダイレクトに導線をつくれる

文字を添えずにQRコードだけ追加すればクリニックのオフィシャルサイトだと認識できますが、予約のページやgoogle mapにリンクする場合は、「WEB予約」や「地図」といった言葉を添えておくと、利用者がQRコードのリンク先を明確に知ることができます。

QRコードを補足する言葉

QRコードはスマートフォンから専用のアプリを使って読み取ります。QRコードの認知率は高まっていますが「QRコードをどう読み取ったらいいのかわからない」という人も必ずいるでしょう。しかし、様々なサービスがQRコードを普通に取り入れている現在では、QRコードを使い慣れた人の方が圧倒的に多く、上手に使うことで利用者の利便性は飛躍的に向上します。

検索ワードをレイアウトする

決して新しい手法ではありませんが、検索ワードをレイアウトするのもWEBがあることを伝える有効な方法です。検索ワードをレイアウトする場合は、クリニック名による検索結果で、最上位にオフィシャルサイトが表示されることが必須条件になります。WEBを公開したばかりで、固有名称でも検索ワードで上位に表示されない場合には、あまりお薦めできません。

検索ワード

URLをレイアウトする

QRコードや検索ワードより、一番スマートで場所を取らずにWEBの存在を伝える方法が「URL」の記載です。例え小さくてもWEBのURLが記載されていれば、オフィシャルサイトがあるということが明確にわかります。クリニックの利用者が記載されているURLの文字列を、ブラウザに打ち込んでWEBサイトを見ることは少なく、ほとんどの場合クリニック名や地域名を検索してWEBサイトにたどり着くと思いますが、万一検索でたどり着けない場合でも、URLが記載されていれば必ずクリニックのWEBサイトにたどり着くことができます。

URLを記載する01

URLを記載する際、説明として「ホームページ」という言葉は不要です。「ホームページ」は言葉として正しくはありませんので、説明の言葉をつける場合には「WEBサイト」や「WEB」を使いましょう。

URLを記載する02

URLは「https://」もしくは「http://」で始まる文字列です。これはインターネットを利用するほとんどの人が知っていることなので、説明の言葉は必要ないと考えることもできます。Eメールアドレスも同じ理由で説明の言葉は必要ありません。Eメールアドレスは必ず文字列に「@」が付きます。「@」が付いていることでEメールアドレスだとほとんどの人が理解できるので、わざわざ説明を加える必要はないのです。レストランでフォークが運ばれてきたときに「これはフォークです」とは誰も言いませんよね。多くの人が言わなくてもわかることに対して、過剰な説明は不要です。

WEB情報を適切に記載する

WEB情報をどのように表示するのか?予約サイトへ直接リンクしたい場合には「QRコード」それ以外は「URL」。そのようにシンプルに考えてはどうでしょうか?やたらと長いURLを文字列で表示するのはスマートではないし、スペースの余白がほとんどないのにQRコードを詰め込むのはレイアウトに無理がある。WEB情報の記載は、QRコードやURLの特性を理解して決めることをお薦めします。

ブログライター

WRITER

ながしま 明

いつくかのデザイン事務所勤務を経て、2006年有限会社デザインウルフを設立。多くの企業の商品やサービスについてブランディング、販促活動をデザインにてサポート。ロゴ、WEB、印刷、映像、コピーと職種を超えるマルチクリエイター。