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自然を軽やかに表現した診察

診察券の制作するとき、自身のクリニックにはどんな診察券がいいのかを考えますよね。葉や花や木といった植物、つまり自然界のものをモチーフにしたデザインの診察券にして、クリニックの「優しい雰囲気」を診察券で表現したいと考える院長先生もいるでしょう。自然界のものがデザインされていると、確かに「心と体に優しい」というイメージを持ってもらえそうです。今回は「自然を軽やかに表現した診察券」を紹介させていただきます。

自然を軽やかに表現した診察_グリーン

「木」が象徴するイメージ

このデザインは「木」をモチーフにしたデザインです。皆さんは「木」に対してどんな印象を持っているでしょうか?木と言えば幹があって枝があって、その先に葉が茂っています。そして、少々の雨風では倒れることのない強さです。また空気中に生物に必要な酸素を供給し、生命の循環に大きな役割を担っていることでも知られています。そういったことから「木」のビジュアルは植物特有のクリーンな印象以外にも、以下のような印象を引き出すことができます。

どうでしょうか?自身のクリニックにそんな印象を持ってもらえたら素晴らしいですよね。

診察券制作のポイントは「カラーリング」

診察券にはクリニックのテーマカラーを配色する。それは、ゆるぎない常識です。WEB、看板、診察券と同類のカラーを配色することで「同一のクリニック」という認識がスムーズになり、患者さんへのコミュニケーションが効率的になります。

自然を軽やかに表現した診察_ブルー

具象的な植物のイラストの場合、どうしても配色がグリーンや茶色になってしまいますが、この診察券のデザインのように抽象化あるいは単純化したイラストなら、グリーン以外の色を配色してもおかしくはありません。緑色や茶色といったアースカラー以外の配色にも適応できる診察券のデザインなら、クリニックのテーマカラーに合わせて再配色することが可能です。

ポジティブな願いをデザインに

この診察券のデザインは、なだらかな丘のような稜線の上に木があります。シンプルでスマートなデザインですが、この小さなグラフィックの中にもしっかりとポジティブな思いが込められています。

自然を軽やかに表現した診察_ブラウン

丘は左から右へ高くなっていて、高くなった丘の上に木が育っています。このデザインは「体調が右肩上がりによくなって、木のようにバランスのいい健康的な体になりますように。」というポジティブな願いを込めてデザインされています。このようなデザインの意図は見る人にダイレクトに伝わる種類のものではありませんが、何度も手にして何度も目にするうちにジワジワと伝わるものです。

デザイナーズ診察券では、感性を刺激する素敵なデザインを多数ご用意しています。個性あふれる診察券のデザインをぜひご覧ください!

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ポップで明るくポジティブな診察券

診察券制作のコンセプト

デザイナーズ診察券は「クリニックと患者さんをパッと明るくする診察券」というコンセプトで診察券の制作を行っています。そのためデザイナーズ診察券の診察券のデザインは、印象が「ポジティブ」であることを意識してつくられています。決して「病院っぽいデザインならそれでいい」と安直にデザインされたものではなく、手にする患者さんが前向きな気持ちになれるよう思いを込めてデザインされた診察券です。デザインが他の制作会社と一線を画しているのはそのためです。

診察券を経験豊富なデザイナーがデザインしているだけでなく、そのようなコンセプトがあることが大きな差を生み出しています。もちろん、患者さんを少しでも前向きな気持ちにできればクリニックに対して好意的になり、クリニックの経営にもいい効果をもたらすことになるでしょう。

診察券は毎回見られている

人は多くの情報を「視覚」から取り入れています。量においても速度においても、人にとって視覚による情報伝達は侮れないウェイトを占めるのは間違いありません。目から取り入れる情報をどう管理していくかは、メンタルヘルスにおいても大変重要な課題と言えるでしょう。診察券は患者さんが医療機関へ行く際に必ず目にするアイテムです。凝視することはないとしても、毎回「見る」のが診察券です。つまり病院に行くときに「必ず見る」ものなのです。これは体の不調を抱えている患者さんのメンタルに、診察券が多かれ少なかれ何らかの影響を与えることを示唆しています。

メンタルをケアする診察券

診察券に「明るさ」を演出するデザインなど不要だ。そう思われる方もいるでしょう。世の中には「明るさ」を意識して華やかに彩られたデザインがたくさんありますが、あらゆる物事にはそれぞれに適した佇まいがあるので、すべてのものが「明るく」ある必要などありません。ただし、病院は体調が「ネガティブ」なときに行く場所です。心持ちが暗いときに暗い雰囲気の病院に行く、それはとても辛いことですよね。例えば、体調がすこぶる悪いときに、次のどちらの病院に生きたいと思うでしょうか?

明るい、暗いと分けるのは少々乱暴ですが、暗い表情の医師を好む人はほとんどいないでしょう。診察券に置き換えても同じです。

体調が悪くて落ち込んでいる患者さんにとってどちらがいい診察券なのか、答えは明白です。

ポップで明るくポジティブな診察券01

ポップで明るくポジティブな診察券02

ポップで明るくポジティブな診察券03

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診療科目を意識したデザインの診察券

診察券のデザインを選ぶとき、どんなデザインにしたらいいのでしょうか?親しみやすいクリニックを目指しているから優しい雰囲気のデザインにしたい。的確な医療を提供するのでシンプルで安定感のあるデザインにしたい。など、クリニックによって様々な思いがあることでしょう。

どんなデザインにしたらいいのか、あれこれ考え過ぎて決まりかねている院長先生にお薦めなのは「原点に戻ってシンプルに考える」ことです。つまり基本に忠実に、ということですね。極端なことを言えば、歯科クリニックの診察券なら「歯医者がイメージできる」デザインならそれでいいわけです。クリニックの名称が印刷されていて歯医者の雰囲気がデザインされていればOKという基本中の基本をクリアしていれば、デザイン選びで失敗することはありません。もちろん歯科らしくない歯科をコンセプトにしたクリニックもあるでしょう。しかし、歯科クリニックのほとんどは「歯科らしい歯科」なので、歯科クリニックの診察券が歯科らしい診察券になっていることが、患者さんのユーザビリティーにも配慮していると言えるでしょう。

だったら「歯のマーク」がデザインされてないとダメなの?と思ってしまいますが、歯や目や耳といった具体的な造形が必ずしもデザインされていなくても問題ありません。ポイントは「科目を感じることができる」デザインならOKということです。

診療科目を意識したデザインの診察券02

例えば、この診察券のデザインは柔らかく透明感のあるデザインですが、ここに眼科のクリニック名が入れば眼科クリニックの雰囲気がとっても漂うデザインになります。このデザインにある透明感のある円形は水や雫にも見えますが、眼球の角膜や眼鏡やコンタクトレンズをイメージすることもできます。円形が2つあることも、左右の2つの目を感じさせます。このようなデザインは眼科にピッタリなデザインと言えるでしょう。デザインが決まればあとは配色をクリニックのテーマカラーに合わせるだけ。肌の角質や浸透のイメージもあるため、皮膚科にもお薦めできるデザインです。

診療科目を意識したデザインの診察券03

診療科目を意識したデザインの診察券04

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スカッと爽快なストライプの診察券

デザイナーズ診察券では明るくポップで爽やかな診察券のデザインを多数ご用意しています。おそらくこんなに明るい雰囲気の診察券を提供している診察券制作会社は、国内で他にはないでしょう。診察券に明るさなんて必要なの?即物的で事務的なデザインの方が医療機関っぽいのでは?そう考える人もいるかもしれませんが、医療機関こそ明るい雰囲気は必要だと考えています。

なぜなら、クリニックを利用する患者さんは心と体の不調で暗い気持ちになっているからです。そのネガティブな心と体を医療行為によってポジティブに導く、それが医療機関の活動なのです。心と体は一対であって、切り離して考えることができないことは明白な事実です。患者さんが手にするもの、目にするものを「明るく爽やか」なものにするとは、患者さんにとって大きなメリットがあります。

スカッと爽快なストライプの診察券のデザイン01

このデザインはストライプを使ってデザインした診察券です。見るだけでスカッと爽快な気分になりませんか?このデザインは小児科や歯科といった子供が多く通うクリニックをイメージしてデザインしています。注射や治療が大嫌いな子供でも、遊び場に行くような楽しい気持ちになってほしい。そういう願いをもとにデザインしました。

スカッと爽快なストライプの診察券のデザイン02

スカッと爽快なストライプの診察券のデザイン03

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歯のマークを使った明るい診察券

歯科クリニックが診察券や看板をつくろうとするとき、多くの方が思うのは「歯のマークをつかったデザイン」ではないでしょうか。「歯医者だから歯のマーク」というのは昔からよくあるパターンだし、何だか芸がないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、利用者にとって「わかりやすい」のは何よりも素晴らしいことです。逆に奇をてらって何の店舗なのかよくわからないデザインを採用した場合、利用者が「理解しにくい」という致命的なリスクを負いかねません。

もちろん、他のクリニックと差別化を図ることも大切です。しかし、間違った方向でデザイン選びをすると、健全な経営状況で医療を提供するというベーシックな条件を満たすことができなくなります。

歯科クリニックで歯のマーク、というある意味「普通」なものをベースにしつつ、クリニックの魅力が伝わるようなデザイン。そんな診察券だったら完璧ですね。治療やクリーニングによって口内環境がよくなって元気になる「明るい印象」があると、ただ単に歯のマークを使っただけの診察券とは違ったアプローチができると思います。

歯のマークを使った明るい診察券のデザイン01

歯のマークを使った明るい診察券のデザイン01

歯のマークを使った明るい診察券のデザイン01

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遊び心のあるユニークな診察券

かわいいデザイン、モダンなデザイン、シンプルなデザイン。明るい雰囲気のデザインから重厚感のあるデザインまで、世の中には様々なタイプのデザインがあります。デザイナーズ診察券でも様々な個性を持ったデザインの診察券がありますが、どんなデザインにするのか悩ましいところですよね?

診察券のデザインは、院長やスタッフが「いい」と思えることも大切ですが、それよりももっと大切なのは「クリニックに合っていること」です。高級感の漂うセレブなクリニックに子供っぽい可愛い診察券は合わないし、若いスタッフで運営しているクリニックが古めかしいレトロなデザインの診察券を採用すうことはないでしょう。クリニックが目指す姿や現在の状況に「適したデザイン」を選ぶことが何より大切です。

ユニークで特徴のあるデザイン

はっきりとした意図はわからくても「デザインがユニーク」という診察券があります。デザインが「ユニーク」であることで得られる印象は「発想の柔軟性」や「人間的な対応」です。人もデザインも心の余裕がないとユニークではいられません。ユニークなデザインを採用していることで、クリニックが「度量があって余裕がある」というイメージを訴求することができます。

遊び心のあるユニークな診察券

これは、丸と三角形と四角形を有機的に配置しただけのシンプルなデザインです。北欧のお菓子のパッケージのような隙のあるデザインは、遊び心があってユニークな雰囲気を演出しています。こういうデザインを、日本のクリニックでは見かけたことはない。そう思いませんか?

遊び心のあるユニークな診察券
遊び心のあるユニークな診察券

「ユニークである」ということは「独自性がある」ことと同じです。クリニックが他のクリニックとはひと味違う体制や雰囲気を目指している場合は、このようなユニークで遊び心のあるデザインが合っていると思います。

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抽象的な診察券のイメージ

デザイナーズ診察券では抽象的な診察券のデザインを多数ご用意しています。花や犬や人といった具象的なデザインと異なり、抽象的なデザインは見る人の印象に広がりを持たせることができます。見る人の解釈や想像が介入するデザインは、場合によって具象的なものよりも「魅力的」に感じることがあります。

抽象的なデザインは言語化しにくい性質を持っていますが、見る人の気分によって見え方が変わり、そのことが作用して「見飽きない」という特徴があります。「見飽きないデザイン」それは「優れたデザイン」と言い変えることもできるでしょう。

抽象的でポジティブな診察券01

例えば、このデザイン。円や三角で構成したポップなデザインですが、このデザインが一体何を表しているのか明確にわかる人はいないでしょう。何かしらデザインが施されているけれど、具体的にこれが何を指すのかはわからない。それが抽象的なデザインです。しかし、具象的なものがなくても、見る人はおそらくこのような印象を受けるのではないでしょうか。

どうでしょう?このデザインが「何を表しているのか」を言語化することは難しくても、見る人の印象はしっかりとあり、しかもポジティブです。デザイナーズ診察券のデザインは、クリニックをポジティブな印象に定着するために、診察券のデザインを考えています。

抽象的でポジティブな診察券02

抽象的でポジティブな診察券03

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やさしいハートの診察券

診察券のデザインはクリニックの印象を定着化させる重要な要素です。明るいデザインの診察券にすればクリニックは「明るい」イメージになり、モダンなデザインの診察券にすればクリニックは「モダン」なイメージになります。そんな単純なことなの?と思ってしまいますが、デザインにはそれだけの効力があるのです。もちろんデザインの印象とクリニックの実態が合致していなければ意味がありませんが、視覚で受け取った情報は先入観として人の脳に即座に固定されるため、デザインが持っている効力をあなどることはできません。

院長や医療スタッフが「どんなデザインの診察券にすればいいのか」を考えるときに間違ってしまいがちなのは、「デザイン」だけに向き合ってしまうことです。いいデザインとか、かわいいデザインとか、ぐっとくるデザインとか、そういう直感的な感想も大切ですが、もっと大切なのは自身のクリニックに「合っている」かどうかということです。「診察券注文前の準備」のページにも紹介していますが、診察券のデザインを考える前にクリニックがどんなクリニックなのか?どんなクリニックを目指しているのか?どんな患者さんに医療を提供しているのか?といったことを整理してみるのをお薦めします。

クリニックがどんなクリニックなのかを冷静に理解することができれば、診察券のデザイン選びに苦労することはないでしょう。例えば、クリニックの名称に「ハート」や「ハートフル」や「まごころ」といった言葉があるなら、ストレートにハートをビジュアルにした診察券を検討してみるのもいいでしょう。

ハートが象徴するもの

ハートが私たちに想起させるものは、一般的に以下のようなものがあります。

ハートが象徴するイメージは、暖かく優しいものです。クリニックの目指す姿が「医療だけでなく心でも癒やしたい」というものなら、ハートの診察券を採用するのもいいかもしれません。

ハートの診察券

ハートをモチーフにしたロゴや診察券は世の中にたくさんあります。特に珍しくもない平凡でありきたりな素材と言えるでしょう。そこでポイントとなるのは「ハートをどう表現したか」ということになりますが、デザイナーズ診察券ではたくさんのドット(丸)を重ねることで1つのハートを表現したデザインをご用意しています。細かい泡のような透過したドットが重なりあってハートの形になっているデザインです。

やさしいハートの診察券01

説明的ではない抽象的な表現ですが、瑞々しさや柔らかさを感じるだけでなく「たくさんの細かな気配りが集まってハートになっている」と感じることもできます。デザインで抽象的かつ意味深い表現をすることで、単なるハートが様々な意味を感じられる豊かなビジュアルにグレードアップされます。

やさしいハートの診察券02
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やさしいハートの診察券05

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レトロかわいい動物病院の診察券

デザイナーズ診察券では動物病院、アニマルクリニックの診察券のデザインを多数ご用意しています。動物病院ではペットの飼い主との信頼関係を築くことが大切です。医療機関として正確な判断力や手術の技術力が求められますが、それと同時に利用者のメンタルをケアできる包容力も必要とされるのが動物病院です。診察券は病院と利用者をつなぐアイテムなので、デザインにも人間的なぬくもりや明るさがある方がいいと考えています。

気持ちが楽になる雰囲気を

動物病院は愛しいペットが「具合がわるいとき」に来る場所です。転んで怪我をしてしまったり、原因のわからない不調があったりと、多くの利用者は不安を抱えて来院します。だからこそ、病院では少しでも利用者を楽な気持ちにしてあげたいものです。もちろん、獣医師が行う診療や治療といった医療行為が利用者の不安を解消するわけですが、クリニック自体にも明るく元気になるような雰囲気があった方がいいに決まっています。

診察券にも「かわいい」を

動物病院の診察券が「かわいい」診察券だったら、どんないいことがあるでしょうか。逆に「かわいくない」デザインをイメージして考えるといいかもしれません。「かわいい」診察券なら、そうでない診察券と比べてクリニックの印象にポジティブな明るさ生まれ、不安や痛みといったネガティブな状況をいい方向に転換してくれるように思えるはずです。診察券にも利用者が「きっとよくなる」と思わせてくれるイメージづくりが大切です。

デザイナーズ診察券のデザインには、ちょっとレトロで「かわいい」イラストの診察券があります。

レトロかわいい動物病院の診察券01
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レトロかわいい動物病院の診察券04
レトロかわいい動物病院の診察券05

楽しそうに向かい合う子供と犬、つながれた糸の先には1輪の花が咲いています。これはペットと暮らす幸せなシーンをイラストで表現したものですが、とても明るくほんわかした優しさを感じることができます。ちょっとレトロなテイストにすることで、世代を限定せず幅広い年齢層に好感を持ってもらえる診察券を目指しています。また、色数を抑えることで清潔感を出し、クリニックのテーマカラーとリンクするよう設計しています。

デザイナーズ診察券では、感性を刺激する素敵なデザインを多数ご用意しています。個性あふれる診察券のデザインをぜひご覧ください!

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四つ葉クローバーの診察券

安心感や優しいイメージを患者さんに与えたいなら、植物イメージの診察券がお薦めです。植物の写真やイラストから想起するイメージは、心や身体に「優しい」イメージです。花や木や葉のデザインなら、優しく柔らかい印象を患者さんに与えることができます。

四つ葉のクローバーは数が少ないことから「幸運」のシンボルとして定着しているため、他の植物と比べてよりポジティブなビジュアルと言えるでしょう。

四つ葉クローバーの診察券01
四つ葉クローバーの診察券02
四つ葉クローバーの診察券03
四つ葉クローバーの診察券04

四つ葉のクローバーのデザインは、クリニックのテーマカラーがグリーン(緑)の場合でもお薦めです。WEBや看板やロゴでグリーンをメインカラーにしているクリニックなら、同じグリーンの四つ葉のクローバーとの相性も抜群です。

デザイナーズ診察券では、感性を刺激する素敵なデザインを多数ご用意しています。個性あふれる診察券のデザインをぜひご覧ください!

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花が香る診察券

香りを感じる診察券、そんな診察券を知っていますか?

私達は嗅覚によって香りを感じ取ることができますが、実際に香りがあるわけではないのに香りを感じることがあります。それは、見たものと感じた香りの組み合わせを経験から記憶していて、別の見たものがその記憶に結びつくからです。例えば、真っ赤に色づいた梅干しを食べて強烈な酸味を味わったことのある人が、丸く赤いデザインを見て思わず酸っぱく感じてしまうといったことがあります。これは視覚によって入力された情報が、脳の記憶と結びついて味覚を再現して「感じる」メカニズムです。

香りも同じで、ビジュアルと香りの組み合わせを脳が記憶していて、その記憶をビジュアルが刺激することで実際には存在しない「香り」が脳で再現されるのです。見たものの形状や色合いから「香り」が導き出されるというわけです。

デザイナーズ診察券にも、そのような診察券のデザインがあります。ご紹介するデザインは見るだけで「花が香る診察券」です。実際の植物の香りや、香水やアロマのパッケージデザインといった記憶が再現され、診察券なのにいい香りがしてきませんか?

花が香る診察券01
花が香る診察券02
花が香る診察券03
花が香る診察券04

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シンプルなデザインの利点

デザイナーズ診察券の診察券は、「シンプルでユニーク」というテイストを意識してデザインされています。これはデザイナーズ診察券で用意されたデザインの特徴と言えるかもしれません。ご注文いただくお客さまからも「シンプルな診察券にしたい」というご希望をいただくことも多く、「シンプルな方がいい」という価値観は潜在的に多くの人が持っているものなのかもしれません。

診察券においては、クリニック名や診察券の各情報が明確にわかることが求められるため、「シンプルでわかりやすい診察券」は「いい診察券」であると言い切っても、間違いないような気がします。

シンプルなデザインのメリット

シンプルなデザインについては、ブログ「シンプルなのにデザイン?」でもご紹介しました。シンプルなデザインには、以下のような素晴らしいメリットがあります。

診察券のデザインではクリニックを「ポジティブな印象」に訴求したいところです。診察券のデザインをシンプルにすることで、以下のようなメリットもあります。

さらに、デザインがシンプルだと印象に残りやすいため、診察券としての個性が際立ちます。また、デザインにもよりますが、装飾要素を削ぎ落としたデザインの場合、普遍的でユニバーサルな「公共性」を感じさせることもできます。

本来、個性と公共性は相反するものですが、シンプルなデザインにおいてはそれを実現することが可能です。

シンプルなデザインの診察券

デザイナーズ診察券では、装飾を一切排除した超シンプルな診察券のデザインをご用意しています。色があるだけの本当にシンプルな診察券です。患者さんに「超センスがある!」と思われること間違いなし。シンプルなのに個性があって嫌味がまったくない。そんな診察券です。

超シンプルな診察券のデザイン01

超シンプルな診察券のデザイン02

超シンプルな診察券のデザイン03

超シンプルな診察券のデザイン04

超シンプルな診察券のデザイン05

カラーリングを選ぶときのポイントは「クリニックのテーマカラー」と合っていること。看板やWEBで使われているクリニックの「色」と合わせることをお薦めします。シンプルなデザインの診察券を、ぜひご採用ください!

デザインをアップグレード

この度デザイナーズ診察券では、診察券のデザインをアップグレードしました。これまで制作してきた3,000点以上あるサンプルデザインをすべて精査し、デザインの微調整を行いました。また、いつくかのデザインについては廃盤とし、新たに制作したデザインを追加しています。

新たに追加されたデザイン

以前までデザインナンバーには「C」と「S」の文字がありましたが、こちらは通し番号で統一してシンプルな4桁の番号に変更しました。

また、診察券のデザインを見つけやすくするため、「カテゴリー別 デザイン」のページをつくりました。ページ上部のカテゴリーを選択し、クリニックに最適な診察券のデザインを見つけてください!

カテゴリー別 デザイン

診察券のデザインは、今後も追加していく予定です。「デザインで選ばれる診察券」のデザイナーズ診察券を、ぜひご利用ください!

「ちょうどいいイラスト」の診察券

ポスター、チラシ、広告、WEBと様々なメディアで「イラスト」がビジュアルとして使われています。雰囲気を演出するものから内容をわかりやすく伝える図解までイラストは昔からあるデザインのビジュアル要素ですが、最近ではお菓子やギフトのパッケージのビジュアルとして再ブレイクしています。写真にはない抽象性と、文字にはない具象性を持つイラスト。その絶妙なポジションが、優れた伝達力を発揮しています。

デザイナーズ診察券でもイラストを使った診察券を数多く展開しています。どういうイラストで診察券をデザインしているかというと「ちょうどいいイラスト」です。「ちょうどいい」は「適切」とも言いかえることができますが、何にとって「ちょうどいい」のかと言うと、もちろんそれはクリニックにとって適切であるという意味です。それは具体的にどういうことなのか?それは以下のようなものになります。

  1. 流行や時流に寄り過ぎないイラスト
  2. シンプルで見飽きないイラスト
  3. クリニックをポジティブな印象にするイラスト

流行や時流に寄り過ぎないイラスト

診察券は長年に渡ってクリニックと利用者をつなぐアイテムです。流行を感じすぎるイラストを使った場合、5年後、10年後にどこか古臭いものに感じてしまいます。現代的で「今っぽい」デザイン自体は決して悪くないのですが、流行や時流に寄りすぎるとどうしても年月に耐えることができないのです。イラストは、「どこか懐かしい感じがするね」「逆にモダンにも感じるね」という絶妙に「ちょうどいい」テイストが理想的です。

流行や時流に寄り過ぎないイラストの診察券

シンプルで見飽きないイラスト

断言しますが、シンプルなものに勝るデザインはありません。イラストも同じです。複雑で描き込んだテイストのイラストよりも、シンプルだけど味のあるイラストの方が見飽きることがなく、何より「スマート」です。自分のことばかり熱っぽく話す暑苦しい人は嫌われますよね?デザインも同様で、さらっとスマートに主張するデザインの方が多くの人の共感を得ています。

シンプルで見飽きないイラストの診察券

クリニックをポジティブな印象にするイラスト

最も重要なのは利用者に好印象を与えられるかどうかです。イラストを使って個性的なデザインになったとしても、診察券のデザインが患者さんに不快な思いをさせるようでは意味がありません。クリニックの印象をよくするイラストを診察券に使うことで、クリニックにとって明るい未来が待っているだけでなく、もしかしたら病気で辛い思いをしている患者さんを少しだけ楽な気持ちにする効果も期待できるかもしれません。

クリニックをポジティブな印象にするイラストの診察券01

クリニックをポジティブな印象にするイラストの診察券02

辛過ぎず、甘過ぎず。個性があっても嫌味がない。美味しい料理と同じく、デザインもさじ加減が大切です。「ちょうどいいイラスト」を使った診察券で、クリニックをポジティブな印象にしましょう!

動物病院のポップでユニーク診察券

デザイナーズ診察券ではたくさんの動物病院に診察券をご提供しています。犬、猫、うさぎ、鳥といった様々なペットを診療するペットクリニックから、猫専門の動物病院まで、全国の様々な動物病院からご注文をいただいています。動物病院の診察券だからといって必ずしも動物の絵柄がデザインされていないといけないわけではありませんが、具象的でも抽象的でも「動物を感じる」デザインになっていると利用者が診察券を識別するのに役立ちます。デザイナーズ診察券では不定期にデザインを追加していますが、新しく追加したデザインのいくつかをご紹介します。

肉球マークの診察券

肉球マークの診察券01

動物のシンボルとしてよく使われる肉球マーク。犬猫の足跡にも見えるこのマークですが、診察券にデザインされていると一発で「動物病院の診察券」と認識することができます。私たちは自身の健康のために、眼科、歯科、内科、皮膚科など様々なクリニックの診察券を持っているため、必要な診察券をサッと見つけ出すのは至難の業です。肉球マークの診察券のように、すぐに「動物病院の診察券」と認識できるデザインにすることは利用者のユーザビリティを向上させる効果があります。

肉球マークの診察券02

デザインNo.はC_2041〜2050です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:動物病院の診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

ダックスフンドのポップな診察券

ダックスフンドのポップな診察券01

動物病院で一番診療が多いのは犬だと思います。犬種はトイプードル、チワワ、柴犬、レトリバーと様々な犬種がありますが、このデザインではダックスフンドをチョイスしています。ダックスフンドの胴長な体をちょっとデフォルメして、ポップでお洒落なデザインにまとめています。まるでカフェのような雰囲気のデザインで、ペットの不調が心配な飼い主も明るい気持ちになれるかも。

ダックスフンドのポップな診察券02

デザインNo.はC_2031〜2040です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:動物病院の診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

目がクリクリなイラスト診察券

目がクリクリなイラスト診察券01

診察券のビジュアルを犬や猫に限定したくない場合は、このデザインをお薦めします。うさぎ、犬、猫、鳥の顔をポップでかわいい雰囲気にしたイラストをビジュアルにしています。目がクリクリでかわいいキャラクターたち。愛するペットたちがクリニックに集まってきて明るい表情になるイメージが、この診察券には漂っています。カラーリングで雰囲気も変わりますので、クリニックに合わせてご検討ください

目がクリクリなイラスト診察券02

デザインNo.はC_2101〜2010です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:動物病院の診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

モダンなイラスト診察券

モダンなイラスト診察券01

目がクリクリなキャラクターを、並べずに躍動感のある配置にアレンジしたのがこのデザインです。色数は少ないですが、効果的に配色することでモダンでポップな雰囲気を出しています。個性的でありながら清潔感もあってしかも軽や。とっても印象に残るデザインです。病気を診るクリニックだけど利用者には明るい気持ちになって欲しい、そう考える動物病院にピッタリな診察券です。

モダンなイラスト診察券02

デザインNo.はC_2111〜2020です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:動物病院の診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

チョコが食べたくなるかわいい診察券

チョコが食べたくなるかわいい診察券01

「病院の診察券はこうあるべきだ」という既成概念を取り払って、楽しくかわいい診察券を目指してデザインするとこういう診察券が生まれます。ちょっぴり不思議な動物キャラクターはまるで動物チョコレートのような雰囲気で、お菓子のパッケージを手にしているような楽しい気分にさせてくれます。事務的で味気ない診察券なんて古い古い。そう考えるクリニックにお薦めしたいデザインです。

チョコが食べたくなるかわいい診察券02

デザインNo.はC_2161〜2070です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:動物病院の診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

個性的でポジティブな動物病院の診察券

デザイナーズ診察券では「クリニックと患者さんをパッと明るくする診察券」というコンセプトの元、クリニックがポジティブが印象になるような診察券をデザインしています。今までも、そしてこれからも、個性的でポジティブな動物病院の診察券を追加していく予定です。味気ない診察券ではなく、楽しくてかわいい診察券。そんなデザイナーズ診察券をぜひご検討ください!

動物病院の診察券

個性と平凡を両立するデザイン

診察券をつくるときに「どんなデザインがいいのか」ということを考えると思います。イラストが入った診察券なのか?写真を使った診察券なのか?カラーリングはどうしたらいいのか?などなど、漠然と「どんなデザインがいいのか」と考えると頭の中は混沌としてしまいます。デザインには理由があり、それらを判断するためには特殊な技能が必要です。信頼できるデザイナーに任せるのが一番手っ取り早く成功率も高いのですが、大まかに「こういうデザインがいい」という価値観を持っておくと決断の手助けになります。今回はデザインの「個性と平凡」についてご紹介します。

魅力的なデザインには「個性」がある

芸能界や経済界の著名人にはいわゆる「魅力的な人」がたくさんいます。得意なものを発揮して輝いている人たち。そういった人たちは、いったいどんな人たちでしょうか?容姿が優れていたり、話が面白かったり、うっとりするような歌声を持っていたり。共通して言えるのはそれぞれに「個性」を持っているということです。美人だけど特徴のある顔をしていたり、話し方に少しクセがあったり、その個性が私たちに「魅力的だ」と思わせる傾向があります。他の人にはなくて、その人にある個性。個性は差別化に貢献し、人や出来事を記憶に定着させます。一度会っただけなのに記憶に残る人、何回か会っても名前すら憶えられない人、その違いは「個性」である可能性が高いと言えるでしょう。

デザインも同じで、建築、服、家電、印刷物など世の中のデザインで「魅力がある」と感じるものには必ず「個性」があると思います。独創的なデザイン、シンプルなデザイン、優しい雰囲気のデザイン。デザインには多様なテイストがあるため、個性があるということは奇抜である、ということでは決してありません。個性の有無は「類似するものが少ない」ことと直結しているため、他ではあまり見かけないものであれば「個性的だ」と認識されることになります。

診察券のデザインについても、個性がないよりあった方がいいのは間違いありません。なぜなら診察券が個性的で魅力を感じるものなら、クリニック自身も魅力的に思えるからです。デザイナーズ診察券のデザインは、そういったことも強く意識してデザインされています。

「平凡さ」がなければ共感されない

個性的なデザインが魅力的なデザインなら「とにかく奇抜でグリグリに個性的な方がいい」と安直に考えてしまうのは間違っています。なぜかというと、人が好意的に感じるためにはある程度「共感」できる状態が必要だからです。デザインが個性に偏ってしまうと、不特定多数へのアプローチがうまくいかず、あまりにも個性的過ぎてついていけない、そう思われてしまうと本来の目的から遠のいてしまいます。だからビジネスでのデザインは、ある程度「平凡さ」が組み込まれているといいでしょう。平凡さ、つまりそれは、普通であり、ありきたりであり、一般的な状態です。例えば、もの凄く個性的で魅力的な人だけれど8割以上何を言いたいのかわからない人と仕事の打ち合わせをするのは辛いものです。だから、診察券のデザインでも個性的な魅力を持ちながらも、一般的なクリニックとしての安心感をきちんと訴求する必要があるのです。

デザインで「個性」と「平凡」を両立する

「個性」がなければ魅力がない。「平凡」でなければ共感されない。この2つの条件は共存できないように思われますが、こういう微妙なさじ加減を解決するのもデザインの力です。診察券ではイラストや写真といったビジュアル、受付時間などの文字情報がレイアウトされますが、ビジュアルも文字情報も診察券上に収まるすべてがデザインです。ビジュアルの部分は「個性」の役割を担い、文字情報の部分で「平凡」を確保する。それが魅力的な診察券のルールです。

個性と平凡

ここで大切なのは、2つのポイントです。

  1. ビジュアルに余裕が感じられること
  2. 文字情報がきちんと整理されていること

ビジュアル部分は個性を表現する場なので、デザインが窮屈であってはいけません。要素をシンプルに削ぎ落とした状態で、少々遊びがあるくらいのデザインが理想的です。できるだけ「平凡」から遠ざけることが必要とされます。対して文字情報については、利用者の見やすさや理解しやすさを優先し、一般的で「よくある」レイアウトで整理する方がいいでしょう。このようなことをデザインに配慮することで、個性と平凡を両立するデザインが診察券の中で実現することができます。

診察券の表面と裏面

もちろん、このような考え方はすべてのクリニックに当てはまるわけではありません。例えば、診療もシステムも内装もすべてにおいて「革新的でユニーク」なクリニックの場合、診察券のあり方も違ってくるでしょう。ですが、そうでない一般的なクリニックの場合、「個性」と「平凡」を両立するデザインという考え方がベストだと考えています。

メディア掲載のお知らせ

フリーランスエンジニア・クリエイターのための情報サイト「freelance hub」にてデザイナーズ診察券のブログを紹介していただきました。

掲載ページ)
Webデザイナー必見のブログ記事を紹介!色の印象がデザインに与える影響とは

記事はWEBデザイナーのためにWEBデザインにおける配色や考え方についてレクチャーするもので、紹介されたブログは「診察券作成のヒント|色だけで変わる診察券の印象」です。デザイナーズ診察券のブログの内容は、診察券を準備するクリニックの院長先生やスタッフのために連載しているものですが、そうでない方にも広く役立つなら「言うことなし」です。

フリーランスエンジニア・クリエイターの求人・案件情報
[freelance hub]

モダンでかわいい歯科クリニックの診察券

デザイナーズ診察券には選べるたくさんのデザインをご用意しています。その数、なんと2,560点!(2022.4現在)10年以上前に制作し現在もご注文いただいているデザインから最近追加したデザインまで、たくさんのデザインから診察券のデザインを選べるのがデザイナーズ診察券の特徴の1つです。今回は最近追加したデザインの中から「モダンでかわいい歯科クリニックの診察券」を紹介します!

ラインイラストのシンプル診察券

世の中にはイラストを使った診察券がたくさんあると思います。このデザインもイラストを使ったデザインですが、シンプルですっきりしたテイストが特徴です。健康な歯茎に歯がしっかりと収まっているイラストで、一緒に植物があることで「歯茎」が「土」のように感じられる不思議な世界観を演出しています。植物が育つためには良質な土が必要で、植物にとっての土のように歯にとっても歯茎がとても大切だというメッセージが込められています。コンセプトは理論的ですがデザインが軽やかなので、見る人の気持ちをふわっと軽くしてくれる診察券です。

ラインイラストのシンプル診察券01
ラインイラストのシンプル診察券02

デザインNo.はC1901〜1910です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:歯科クリニックの診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

「整える」イメージの診察券

5本の線があるだけのとってもシンプルなデザイン。整列した2色の線は歯ブラシのようにも見えます。また、長い線が「歯」、短い線が「歯茎」のようにも見えます。実は、…のように見える、というのがポイントです。具体的な形ではないため、押し付けがましくなくスマートな見え方になっています。リズミカルに均一に並んだ線が「歯のコンディションを整える」というメッセージを持ったデザインです。

「整える」イメージの診察券01
「整える」イメージの診察券02

デザインNo.はC1921〜1930です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:歯科クリニックの診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

ポップでポジティブな診察券

歯科クリニックに訪れる患者さんは、痛みや不調を抱えています。だから診察券は「暗い」より「明るい」方がいいに決まっています。もちろん、患者さんの歯を物理的に良くするのは歯科医師と歯科衛生士の「腕」ということになりますが、視覚的効果が健康に及ぼす影響も近年次々と実証されています。パッと明るいデザインの診察券は、クリニックのイメージを向上させるだけでなく、患者さんの回復に一役買ってくれるかもしれません。

ポップでポジティブな診察券01
ポップでポジティブな診察券02

デザインNo.はC1871〜1880です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:歯科クリニックの診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

診察券にモダンなテイストを

例えば「創業100年の和菓子店」の場合、伝統や古めかしさをアピールすることが店舗のメリットになることもありますが、歯科クリニックの場合「古い」ことよりも「新しい」ことの方が好印象を持たれることが多いと思います。もちろん他分野のクリニックと同じく技術は「新しく」経験は「多く」というのが理想ですが、診察券や内装、WEBといったクリニックの見た目を構成する場面では、最先端ではないにしろある程度モダンな雰囲気を持っていることが大切です。

何年使っても飽きない診察券の秘密

デザイナーズ診察券で制作された診察券は、そのデザインを何年もの間大切に保管しています。サービスをスタートした2011年にご注文いただいた診察券も、10年以上経った現在でもまったく同じデザインで注文できるのはデザイナーズ診察券のメリットの1つです。長年に渡りご利用いただいているお客さまから「何年使っていても飽きない」とお褒めの言葉をいただくことがあります。これはデザイナーにとって最上の褒め言葉でもあり、とても嬉しいご報告です。その「飽きない魅力」にはいくつかの理由があります。

シンプルな診察券は飽きない

シンプル・イズ・ベストという言葉があるように、シンプルなものには大きな魅力があります。形や色で構成されるデザイン、そのデザインがシンプルで気持ちのいいものならば、診察券は何度見ても「見飽きない」ものになるでしょう。シンプルなデザインはの根底には、シンプルなコンセプトが存在しています。デザイナーズ診察券の場合「クリニックと患者さんを明るくする診察券」をデザインするという明確でシンプルなコンセプトがあります。

安定感のあるデザインは飽きない

デザインの軸がしっかりとしていること。これも「飽きないデザイン」の基本です。空いたスペースを埋めただけのデザインではなく、診察券という小さなスペースの中でどのように視覚を捉え、どうやって思い描く印象へと導くのか、そういった意図がデザインで確立されていることが重要です。個性的で変わったデザインでも、そういった軸がしっかりとしたデザインなら安定感が生まれ、長い年月を乗り切ることができる耐久性を持つことができます。

シンプルな配色に秘密も…

散らかったものよりも整理されたものの方が心地よい、それは診察券のデザインでも同じです。デザイナーズ診察券のデザインの多くは、配色を最低限に整理したデザインが多いのも特徴です。それは、クリニックのテーマカラーと結びつけるという意図もありますが、配色を散漫にせずに1色、あるいは2色のカラーを中心に配色することで、長く見続けていても飽きない魅力を持つことができるのです。

配色が整理された診察券のデザイン01
配色が整理された診察券のデザイン02
配色が整理された診察券のデザイン03

診察券のトッププライオリティーは何でしょうか?制作する際のコストでしょうか?それとも患者さんに高級感をアピールすることでしょうか?デザイナーズ診察券が考える1番のプライオリティーはもちろん「デザイン」です。世の中にはたくさんの診察券があり、どういったものがベストなのか判断しにくいかもしれませんが、少なくとも「飽きてしまう診察券」よりも「飽きない診察券」の方がいいのは間違いありません。

診察券のデザインとロゴの関係

クリニックを開業するとき、クリニックの「顔」となるロゴを制作すると思います。ロゴはWEB、看板、診察券と複数のデザインをつなぐ機能を持っています。場面が変わっても同じロゴが表示されていれば「同じクリニック」と認識できる、記号的役割を果たします。ロゴを使っていないクリニックもあると思いますが、近年では開業するにあたりロゴを制作するクリニックが増加し、デザイナーズ診察券でもロゴデータをいただき、診察券にレイアウトすることが増えています。

ロゴを使っているクリニックは、診察券にもロゴを配置した方がいいのか?答えはもちろんYESです。Eメールの文章のように使用できない場面を除いて、ロゴが配置できるメディアなら検討するまでもなくロゴを使った方がいいです。あまり見た目のいいロゴじゃないから…、と使用をためらうようなら、デザイナーに依頼してロゴを制作し直した方が賢明です。ロゴを使っているなら、診察券にも配置する。それが原則です。では、ロゴを診察券に配置するとき、デザイナーズ診察券のデザイナーがどのようにロゴをレイアウトしているのかを、少しだけご紹介したいと思います。

ロゴの特徴を踏まえる

クリニックのロゴ、といっても様々なタイプのものがあります。モダン、かわいい、女性的といった印象だけでなく、縦横比、エレメントの太さ細さ、カラーリングなど様々なデザインのロゴがあり、診察券にレイアウトする際にはそれらの特徴を踏まえて構成する必要があります。クリニックに限らず、世の中のロゴは概ね2つに分類することができます。

シンプルなロゴと複雑なロゴ

  1. シンプルなロゴ(様々なものと合う)
  2. 造形が複雑で個性的なロゴ(主張が強い)

【1】シンプルなロゴの場合は、ほとんどの診察券のデザインにマッチすると言えますが、【2】造形が複雑で個性的なロゴの場合、診察券のデザイン(ロゴ以外のデザイン要素)と合わなかったり、個性的なデザインと戦ってしまったりすることもあるので注意が必要です。造形やカラーリングが複雑で個性的なロゴを配置する場合は、ロゴ以外に凝ったデザイン要素はあまり必要ありません。ロゴの雰囲気を邪魔しない配慮がデザインに求められます。

魅力的なロゴも上手にレイアウトしないと、その魅力が半減してしまうこともあります。ロゴの特徴をしっかり捉え、ロゴの魅力を活かすようなデザインで診察券を仕上げることが大切です。

ロゴの表示サイズを考える

シンプルなデザインのロゴは、小さいサイズにレイアウトしても可読性に優れています。一方で造形が複雑なロゴは、小さいサイズにレイアウトしてしまうと文字を読み取りにくくなったり、デザインの良さを発揮できないことがあります。マークと文字で構成されたロゴで、その2つの要素の比率を自由に変更できない設計のロゴの場合、診察券という小さなメディアではロゴに含まれるクリニック名が極端に小さくならないよう配慮する必要があります。

ロゴとデザインの響き合いを考える

デザイナーズ診察券ではたくさんの診察券のデザインをご用意しています。その中からデザインを選ぶときのポイントは、クリニックのイメージに合っているかどうか、そしてロゴをレイアウトしたときにマッチするかどうかです。ロゴがシャープな印象なのに診察券のデザインがほんわかした優しい印象では、デザインの方向性がちぐはぐになってしまいます。デザインを選ぶ際にはそのようなデザインの不一致がないよう、ロゴが加わったときの仕上がりをイメージして診察券のデザインを選ぶのが大切なポイントです。

また、診察券のベースとなるデザインそのままだとロゴと微妙に合わない場合でも、全体のカラーリングをロゴのカラーリングに合わせることで、ロゴとデザインを上手にマッチングさせることもできます。デザイナーズ診察券では、そういったアレンジも追加料金なしで行っていますのでご安心ください。

ロゴを上手に使えるのがデザイナー

優秀なデザイナーにせっかく素敵なロゴを制作してもらっても、使い方がよくないとロゴの魅力を発揮することはできません。意味もなく変形したり、充分なスペースを取らずに雑に扱われてしまうと、結局のところ損をするのはクリニック自身です。ロゴをきちんと扱えること、それはデザイナーの職能です。デザイナーズ診察券では、クリニックのロゴがきちんと機能するよう、丁寧に診察券をデザインしています。素敵なロゴをお持ちのクリニックは、ぜひデザイナーズ診察券に診察券をご注文ください。

色だけで変わる診察券の印象

診察券をつくる際に気になることの1つに「色」があります。赤、青、黄、緑、紫、茶、と世の中には選べるカラーがたくさんあるので迷ってしまう方もいると思います。厳密にはデザインの配色において「これが100%正解」という選択はありません。しかし、デザイナーが配色するときは直感的なセンスだけでなく、いくつかの理由があって配色する場合がほとんどです。

色によって印象がガラッと変わる

当たり前のことですが、色が違うだけで見る人の印象はまるで違うものになります。診察券だけでなく、世界のあらゆるものはカラーリングによって多くの印象を決定づけています。黒い服を着る場合と白い服を切る場合で、雰囲気が変わるだけでなく来ている人が痩せて見えたり太って見えたりと、日常生活においても色の影響はとても大きいことがわかります。

診察券の配色例01
診察券の配色例02

この診察券は同じデザインですが、配色が違うだけでかなり印象が変わってきます。印象とは、つまり、クリニックの利用者が抱く「クリニックの印象」です。もちろん診察券のカラーリングだけがクリニックのイメージをつくるわけではありませんが、診察券は予約や通院の際に何度も見るアイテムなので、その配色による影響は決して侮れません。

クリニックのカラーを配色するのが基本

原則として診察券は「クリニックの色」で配色しましょう。決して「診察券の色」と考えてはいけません。クリニックが発信する「デザイン」には、WEB、看板、パンフレット、お知らせハガキといったものがあり、それらにはクリニックのテーマカラーが配色されるでしょう。診察券はクリニックが発信するデザインの1つにすぎないことを、しっかり理解しておきましょう。

診察券にはクリニックのテーマカラーを配色する

WEBや看板と同じ配色で診察券をつくる、それは利用者に配慮した考え方です。もし、WEBは緑、看板は青、診察券は黄色だったら、利用者は確実に混乱してしまいます。そうならないために、診察券は「クリニックの色」で配色するのが基本となります。いくつか共通したブログを書いていますので、ぜひそちらもご参照ください。

参考ブログ)
診察券のカラーリング 色の決め方
診察券をつくる前に決めておくこと
安心感の生まれる背景
ロゴと診察券のデザイン

色の傾向を知る

色には色自体が持っている印象の傾向があり、それらを大きく分類することができます。一般的によく言われるのが暖色と寒色です。

暖色と寒色

文字通り暖色は暖かみのある色、寒色は涼しさを感じる色ということになりますが、赤や黄色などの暖色は「元気」「活発」といった印象があり、寒色は「静か」「冷静」という反対の印象を持っています。緑色のように暖色でもなく寒色でもない場合、その中間ということになります。クリニックのカラーは医療という体質上、活発なイメージの暖色よりも気持ちを穏やかにさせる寒色(青)が使われる傾向がありますが、黄色やオレンジといった明るい配色は「人を元気にする」作用もあるため、暖色がクリニックに適していないわけではありません。

デザイナーズ診察券のテーマカラー

ちなみにデザイナーズ診察券はテーマカラーを「明るく鮮やかな黄色」にしていますが、それは「クリニックと患者さんをパッと明るくしたい」というコンセプトに基づいています。クリニックのテーマカラーも院長やスタッフの「好み」で決めるのではなく、「どういうクリニックにしたいか」という未来像に基づいたカラーを選んだ方がいいでしょう。

組み合わせで変わる色の印象

クリニックは医療を提供する場所です。そのため印象として「清潔感」が求められます。配色において清潔感を感じる色は、一般的には「濃い色よりも薄い色」です。例えば、クリニックのテーマカラーが茶色の場合、その印象はどうしても「清潔感」から遠くなってしまいます。そんなとき解決してくれるのが、テーマカラーと「白」を組み合わせる配色です。

白を組み合わせる配色

「白」は最も清潔感を感じる配色です。この白を上手に組み合わせることで、テーマカラーを活かしたままクリニックに求められる清潔感をアピールすることができます。

オペレーションを効率化する配色

診察券は「クリニックの色」を配色する、それが大切な原則ですが、オペレーション的に診察券の色を柔軟に考えて配色する場合もあります。例えば小児科のクリニックで「受付で診察券を渡されたときに瞬時に性別を確認したい」といった場合には、患者が男の子なのか女の子なのかがすぐに判別できるように、色違いの2つの診察券をつくっておくと便利です。

色違いの診察券

デザイナーズ診察券でも過去数回このようなご希望があって、2種類の診察券を制作した実績があります。文字情報よりもパッと目に飛び込んでくる「色」は、オペレーションの効率化に大いに役立ちます。

配色する「理由」が大切

診察券にとって配色は印象を左右するとても重要なポイントです。色は闇雲に決めずに、その色でないといけない「理由」をしっかりと理解し、配色を指示しましょう。考えても答えが出ない場合は、遠慮なくご相談ください。経験豊富なデザイナーが配色を整理し、ベストな診察券をご提案します。

診察券に「診察券」という表記は必要なのか?

何気なく継続してきた慣習も、よく考えてみたら「それほど必要ではなかった」ということがあります。特に何も意識せずやっていたことを「そもそも、これって…」と見直すことも時には大切です。診察券には「診察券」という表記をすることがあります。自分の手元にある複数の診察券を見ると、クリニックによって「診察券」という文字があったり、なかったり。「診察券」という文字はあった方がいいのか、なくてもいいのか、皆さんは考えたことがありますか?

診察券を「診察券」として認識するかどうか

診察券に表記された「診察券」

診察券に「診察券」と表記するのは、なぜでしょうか?その答えは「誰が見ても診察券とわかるように」です。当たり前で、当然の理由ですね。診察券に「診察券」と印刷されていれば、これはもう、誰が見ても「これは診察券だろうか?」と疑問を持つことはないでしょう。利用者が「わかりやすく」という配慮は、クリニックにとって必要なマナーです。前のブログ「文字の整理とユーザビリティー」でも触れましたが、文字情報を適切に表示することは利用者のユーザビリティーを考えた行為です。診察券に「診察券」と表記するのも、ユーザビリティーを考えた結果と言えるでしょう。

しかし、ここで「そもそも、これって…」と見直してみましょう。クリニックの利用者がクリニックに初めて来院した日をイメージしてください。利用者は医師の診察の後に受付で会計を終え、クリニックの診察券を受け取ることになるでしょう。(クリニックによっては診察の前になるのかもしれません。)その時、スタッフは利用者にこう言うでしょう。「来院時にはこの診察券をお持ちください」もし、生まれてはじめて病院に1人で来たという利用者でも、渡されたものが「診察券」で、クリニックへ来るときは必要なカードだということが認識できます。また、医療機関に1度でも通ったことのある人なら、「クリニックへ行くと診察券を発行されて毎回それを持っていく」という仕組みを知らないということはないでしょう。つまり、クリニックで渡されるカードはほとんどの場合「診察券」であり、スタッフが「これは診察券です」と言うまでもなく、ほとんどの人が「診察券」だと認識できるということになります。

あえて言わなくてもわかる、そういうものは世の中にたくさんあります。例えば名刺もその1つです。名刺は電子化が進んだ現代でも、ビジネスにおいて必須のツールです。名刺はじめて合った人と、自身の情報を交換し合うツールですが、「名刺」と印刷された名刺を見たことはあるでしょうか?おそらく100%の確率で「ない」と思います。

名刺の例

なぜなら、名刺にわざわざ「名刺」と表記しなくても、それが名刺だとわかるからです。顔に「顔」と書かなくてもそれが顔だとわかるように、ほとんどの人が認識できるものに、それを説明する表記は必要ありません。診察券も同じです。受付で渡される1枚のカードをほとんどの人が「診察券」と認識するわけですから、あえて診察券に「診察券」と表記する必要はないのです。

複数のカードと一緒に渡す場合

診察券には「診察券」と表記する必要はありません。それは表記しなくても「診察券」と認識できるからです。ただし、例外もあります。診察券を1枚だけ利用者に渡すのではなく、予約カードや紹介カードといった用途の違うカードと一緒に利用者に渡す場合です。

複数のカードと一緒に診察券を渡す場合

カードが複数あってそれを同時に使う場合は、どれが何の役割のカードなのかがわかるよう、診察券に「診察券」と表記しておくと利用者に対して親切です。

診察券に「診察券」表記は必要か?

表記しなくてもわかる診察券には「診察券」と表記する必要はありません。ただし、複数のカードと併用する場合は「診察券」と表記した方がいいでしょう。「診察券」という表記は、ほとんどの場合は不要、場合によっては必要。という理解で問題ないのではないでしょうか。

デザイン:文字の整理とユーザビリティー

デザインは「絵柄」というイメージを持ってしまっている人はいますか?もちろんデザインには写真やイラストといったビジュアルも含まれますが、文字情報を適切に整理しまとめることも「デザイン」です。例えば、絵柄の要素のない請求書や納品書といった事務的な書類も、文字の大きさや配置を適切に配置し、無駄がなく心地よいスペーシングを配慮すれば、美しい書類に生まれ変わります。気をつけなくてはいけないのは、絵柄が入っていない文字だけのメディアの場合、文字のレイアウトを適切にしないと意図が伝わらなくなってしまう場合もあります。

同じ情報でもまったく違ったものに?

文字だけのデザイン:例文

例えば、このようなメッセージをクリニックの入口に表示する場合、どのように文字を配置したらいいと思いますか?伝えるべき情報はシンプルで「マスクを着用しないと院内には入れません。感染症拡大防止にご協力ください。」です。コロナ渦において、よく見かけるメッセージだと思います。

このメッセージを表示するにあたり、クリニックのスタッフAは考えました。「文字が小さいと年配の方が見にくいので文字を大きくしよう」と。なるべく文字を大きくしようというのがスタッフAの考えです。それでは文字を大きくしてみましょう。

文字だけのデザイン:文字を大きくした例

確かに文字が大きいので読みやすくなりました。しかし、少し乱暴で威圧的にも感じられます。ルールを守らない人は処罰するぞ!といった印象さえ受けてしまいます。これではクリニックの品位が下がってしまうので、もう少しスペースをとって「余裕」を感じるレイアウトにした方がよさそうです。

文字だけのデザイン:少しスペースをとった例

余白をとることでクリニックの品位を下げないスマートな見え方になりました。しかしこの表示を見て、スタッフBは考えました。「文字が全部同じ大きさで目に留まらない」「大きい文字と小さい文字をつくって強弱をつけた方がいい」と。そこでスタッフBがアレンジを加えました。

文字だけのデザイン:文字に強弱をつけた例01

これなら、クリニックに訪れた利用者が注目してくれそうです。しかし…。確かに注目してもらえそうですが、この表示だと利用者は「このクリニックには入れない」と誤解してしまいますよね。もちろん上から下まで文章のすべてを読めば、誰だって「マスクをつけてください」とクリニックがお願いしていることは理解できます。しかし、一瞬見た限りでは意図がわからない。「このクリニックには入れない」と思ってしまうのは当然です。伝えたいことは「マスクをつけてください」というお願いですから、強弱をつけるならこのようにした方がいいでしょう。

文字だけのデザイン:文字に強弱をつけた例02

まったく同じ情報なのに違う意味になってしまう。極端な例でしたが、このようなことが起こり得るのがデザインです。写真やイラストといったビジュアルだけでなく、文字の書体、サイズ、配置を適切に使って、情報をどう整理していくかは、デザインの大きな役割です。

デザインで優先すべきこと

診察券は受付や予約のオペレーションをサポートするものですが、そこにビジュアルや色を加え、クリニックの持ち味や雰囲気をデザインで伝えることができます。ビジュアルは情緒的情報を含み、直接的な言葉とは違った速度で見る人に印象を定着させます。診察券をデザインを判断する上で、考えべきことは2つのことです。

この2つの条件を満たすことは必須です。クリニックの持ち味が含まれていないとそれは役不足です。利用者が見て「わかりにくい」というのも不合格です。どちらを優先すべきか、というより、どちらも必要です。この2つを相反するものであると、考えてはダメです。見る利用者が誤解のないよう文字情報を整えることは、利用者のユーザビリティーに繋がります。情報をわかりやすく整理していることは、利用者に対する配慮です。そして、利用者に配慮する行為はクリニックへの信頼性を高め、クリニックのイメージアップに大いに貢献してくれます。「わたしたちを信頼してください」とアピールするよりも、信頼に値する行動をした方がよっぽど効果的です。

文字情報の整理は利用者へのマナー

わかりやすく、要点を明確に伝えることは利用者へのマナーです。それは「できればそうした方がいい」というものではなく「必ずそうした方がいい」という種類のものです。文字情報をどのように整理した方がいいのか、それはデザインを職業にしていないと瞬時に判断することはできません。適切なサイズ、適切な位置、適切なスペーシングなど、デザインの細かな配慮はデザイナーに任せてもらえたらと思います。

デザイナーの実力とは?

デザイナーズ診察券の診察券は、デザイナーがデザインした診察券を提供するサービスです。日本全国のクリニックから注文を受け、それぞれの状況に合わせてアレンジして診察券をお届けしていますが、多くのお客様からデザインを指示されてご注文いただいています。(選ばれる理由のトップは「デザイン」)デザイナーズ診察券の診察券は、「クリニックに好印象を与えたい」「患者さんの気持ちまで明るくしたい」という意思を持ってデザインされた診察券です。そういったデザイナーの意思がデザインに反映されているため、ご注文いただいた多くのクリニックから「他とは違う」という評価をいただいています。診察券に限らず、デザインはデザイナーの力によって生み出されています。では、デザイナーの実力は、いったいどこから来るのか。経験なのか、生まれながら持ち得たセンスなのか。デザインについての理解を深めるために、デザイナーという職業について少しだけ紹介したいと思います。

デザイナーは技術職

ここで言うデザイナーは「グラフィックデザイナー」のことで、グラフィックデザイナーは平面に表現されるメディア(ロゴや広告や商品パッケージ)をデザインするデザイナーです。少し前まではWEBをデザインする人をWEBデザイナーと呼び、グラフィックデザインとWEBデザインをする人はまったく違う職種でしたが、グラフィックデザイナーの領域は年々幅を広げていて、最近では各分野の境界線が曖昧になっています。僕もかつてはWEBは自分で大まかなデザインをした後、最終的に仕上げるのはWEBデザイナーに仕事を引き継いていましたが、現在ではWEBシステム構築に至るまですべての工程をグラフィックデザイナーである自身で完結するようになりました。写真・映像撮影や映像編集、コピーライティングに至るまで、デザインの領域を越えて様々な業務を行っています。そういった傾向は僕だけでなく、時代の傾向と捉えてもいいでしょう。しかし、どんな業務でもグラフィックデザイナーとしての考え方がベースとなっています。

デザイナーというと「印象を扱っている曖昧な職業」というイメージがあるかと思いますが、実際はかなり技術的な職能を持った職業です。もちろん、「印象を扱っている」というのは間違いではないので、数値に出にくいものにチャレンジしているという側面はありますが、ほとんどの場合「技術による労働」がメインの仕事になります。デザインするためには情報を整理する「レイアウト」という技術、全体を調和させる「配色」という技術、印刷、映像、WEBといった「メディアに適応させる」ための技術など、デザイナーとして必要な技術は盛りだくさんです。パソコンを使う仕事なので、仕様のアップデートにも常に対応しなければなりません。30年以上前、パンフレットを印刷するためには特殊な印刷原稿が必要で、デザイナーがいないと印刷物をつくることができませんでした。現在ではパソコンとアプリケーションがあれば、誰でも印刷会社に印刷を発注することができるようになりましたが、「品質」を求める場合にはやはりデザイナーの職能が必要になります。デザイナーの仕事は、目と脳を使って様々なことを処理する知的労働ですが、デザインを形にするためにパソコンに長時間向かい、デザインが完成するまで様々な方法で何度も検証し、場合によってはゼロから制作し直すことも…、といった具合に肉体にもかなり負荷がかかる仕事です。何となく気楽に歌を歌いながら楽しくやっていそうな職業に思えそうですが、実際はひどく地道で疲労が蓄積する技術職なのです。

資格のない職業

グラフィックデザイナーは資格を持たない職業です。例えば建築の世界では、建物を構成するために建築士というライセンスがありますが、グラフィックデザイナーがデザインをするために取得しなければならない国家資格はありません。実はこの点がこの職業を難しくさせている原因でもあります。多くのデザイナーは自身の名刺に「グラフィックデザイナー」と入れた瞬間から、プロのデザイナーになります。美術大学を卒業したとか、専門学校で学んだとか、そういった学歴は一切関係なく、デザイナーと名乗ることでデザイナーになれる、それがこの職業です。プロフェッショナルかアマチュアか、言葉や資格による定義がないため、学習や経験がなくても誰でもなれる職業なのです。

スキルに開きのある職業

誰でもなれる職業である以上、デザイナーによって実力に開きがあるのは当然です。同じ会社の同じ制作部門で隣同士の席に座っていたとしても、1年目のデザイナーと10年目のデザイナーでは、知識や処理能力に違いがあっても不思議ではありません。経験が少なくても多くても、デザイナーという職業で給料を得ている以上どちらもプロフェッショナルに違いありませんが、体得したものが違えばつくり出されるデザインも違ったものになります。ただし、プロとして過ごした年数がそのままデザインの品質に反映されるということではありません。医者やスポーツ選手と同じく、どんな現場でどのように仕事に取り組んできたかで、体得するものが違うからです。

デザイナーはスキルに開きのある職業

質の高い環境で質の高い課題に取り組んできた場合とそうでない場合では、身につくスキルが違うものになるのは当然です。デザイナーとして価値ある経験とは、年数ではなく「質」です。クライアントや上司に言われたことをこなすだけの数十年間よりも、ハイクラスな目標を自分に課して何倍もの結果を目指して邁進した数ヶ月の方が、品質をつくりだすスキルが身につくのは当然です。デザイナーはライセンスのない職業ですが、本当に価値のあるデザインをつくり出すためには、実践的で質の高い訓練が必要です。

デザイナーにとって「資質」は必要か?

デザインは目的を達成するための手段です。その点、美術作品とは成り立ちが異なります。また、どんなに生まれ持った美的感覚があっても、それだけでは何の役にも立ちません。「1%の才能と99%の努力」といった言葉がありますが、デザイナーもそういった例えが当てはまる職業です。もちろん、視覚伝達を職業にするわけですから、美的感覚があるに越したことはありません。しかし、生まれながらにして持っている資質など、実践によって磨かれ増えていくものに比べたら本当に微々たるものです。絵が上手に描けるからと言ってデザイナーになって生活できるわけではなく、元々持っている資質だけで成立するような職業ではありません。

結果を出せるデザイナー

デザイナーがつくり出すデザインに期待されること、それは何でしょうか?企業やサービスが魅力的に見えること、ブランディングによって利用者との間に信頼を築くこと、それによって売上が増えること。グラフィックデザイナーは広告、WEB、サイン、パンフレットといったメディアをデザインし、それらは販売促進の役割を担っています。依頼主はこう考えるでしょう。「デザインがよければ売れる」それは間違いではありません。実際にデザインが売上に貢献した例は数多く存在します。商品は同じ、サービスも同じでも、広告デザインの品質が高くて売上が伸びることは実際にあります。僕のデザイン実績でも「売上が倍になった」という劇的な変化の報告を受けることが何度もあります。売上が上がったのでデザインだけの力か?といえば厳密には異なりますが、1つのデザインがスタッフの意識を変え、会社を変え、サービスを変え、それが結果として「売上」というわかりやすい数字に表れることがあります。デザインが「派手」「奇抜」「目立つ」「独創的」だから売れたというのではなく、訴求する対象のことを考慮しデザインを目にする人の心を掴むことができて初めて、結果を出すことができます。

もちろん、我々デザイナーは毎回同じ反応をする機械ではなく、未知なるものに挑戦する以上、毎回毎回ホームランを打つことはできません。予想外の要因があって、思うような結果が出せない場合もあります。しかし、品質をつくり出すことができるデザイナーなら、打率の高いバッターのように、大失敗するリスクを軽減する力を持っています。奇抜なCMや倫理すれすれのキャッチコピーのように、ハイリスクなクリエイティブを展開するのが優れたクリエイターだと誤解している人も多いですが、僕はよくクライアントに「優れたデザイナーは安全牌です」と説明しています。

デザイナーの報酬

売上だけでなく、商品やブランドのイメージアップ、利用者との信頼を築くようなデザインをつくりだすデザイン能力は、数日でつくられるものではありません。そのため、品質の高いデザインをつくれる実力を持ったデザイナーになるためには、それに適した環境と数々の実践が必要になります。どの分野でもそうですが、能力の高い人材は高コストです。そして高コストな人材が多く在籍している会社は、そうでない会社よりも料金が高くなります。安くて品質が不安なもの、高くて品質が期待できるもの。皆さんはどちらを選びますか?デザイナーズ診察券では本来は高いはずのデザインを、よりたくさんのデザインを予め用意し、それを選んでいただくことでコミュニケーションにかかる時間とコストを抑えています。また、診察券は在庫が切れた場合に再注文する必要のある商品なので、長年お使いいただくことでその売上から少しずつデザイン費用を相殺し、デザイン料を別途ご請求せずリーズナブルな料金を実現しています。

デザイナーの今後

インターネットによる情報通信、そしてパソコンをはじめとしたテクノロジーの進化によって、我々デザイナーという職業も以前とは少しずつ業務の内容が変わってきました。以前まで当たり前にしていたことが不要になり、代わりに新たな業務が加わり、デザイナーの業務にも変化が訪れています。しかし、アイデア、レイアウト、配色といった技術など、デザイナーのベースとなる技術の需要は、時代が変わっても大きく変わることはありません。AIをはじめ、テクノロジーが人の代行をできる範囲は増えていくと思いますが、単純な数値に表すのが難しい繊細なものを扱う仕事なので、今後も実力を持ったデザイナーが活躍する場は、広がっていくだろうと考えています。

いいデザインと悪いデザイン

世の中にはたくさんのデザインが存在しています。また、デザインの分野も建築、広告、ファッション、商品と多様です。街を歩くとき、自宅で寛ぐとき、私たちは意識しようとしまいと様々なデザインに囲まれて日々暮らしています。診察券にも「デザイン」が含まれていますが、クリニックではどんなデザインを採用していますか?それはいいデザインですか?あまりよくないデザインですか?商品パッケージや広告やWEBのデザインを「これはいいデザインだ」と感じることがあると思いますが、それはいったい何を基準に判断しているのでしょうか。グッドか?バッドか?それを端的に精査するのは難しく、誰もが納得できる数値化できるようなものではありませんが、ビジネスにおけるデザインにはやはり優劣を判断できる基準があると思います。

役割を果たすデザイン

診察券を含むビジネスにおけるデザインには役割があります。複雑なレイアウトを必要としない看板にも「はっきりと表示する」「名称が明確にわかる」「夜になっても見える」といった必要条件があり、それらを満たすものでないと意味がありません。WEB、パンフレット、診察券、紹介カードなど、すべてのデザインには役割があり、それをデザインの中で果たしていく必要があります。もし診察券にクリニック名が記載されていなかったら、どのクリニックの診察券なのかわからなくなりますよね。受付時間の表がわかりずらくて何曜日の何時に通院したらいいのか理解できない、カラーリングがWEBや看板とあまりにも違うので同じクリニックに見えない、デザインが奇抜すぎて診察券に見えない、そういったデザインでは診察券の持つ役割を果たすことができません。それは間違いなく「悪いデザイン」です。

診察券に限らずポスターや広告などあらゆるデザインにおいて「役割を果たすデザイン」が「いいデザイン」と定義することができます。どのビジネスでも求める「売上を上げたい」という単純な条件から「女性に好感を持たれたい」という難しい条件まで、デザインには個々に求められている条件があります。例えば安売りを特長にした食料品スーパーなら「見た目はきれいでなくても商品が安く見えるようにしたい」という条件があり、その条件を考慮されてデザインされたチラシは「いいデザイン」となり得るのです。デザインは目的を叶えるための手段です。役割を果たすデザインが「いいデザイン」、そうでないデザインが「悪いデザイン」と考えるのは当然と言えます。

意思が反映されたデザイン

よく言う「いいデザイン」には、かわいい、センスがある、いまどきな雰囲気だ、といった印象を持つことがありますが、それが偶然なのか、それとも意図的につくり出されたものなのか、皆さんはどう思いますか?そんなこと考えたことない、という人がほとんどではないでしょうか。しかし、世の中の「いいね」と思われるデザインは、多くの場合「いいね」と思ってもらえるようクリエイターが試行錯誤して制作しているのです。役割を果たすデザインが「いいデザイン」なのは明白ですが、デザインを制作するための予算を持っている人、その予算をつかって制作するクリエイターに「いいデザインをつくろう」という意思がなければ「いいデザイン」は決して生まれません。お店で食べる料理も、料理人が「美味しい料理をつくろう」と考えているかどうかで、まったく違った料理になってしまうのと同じで、デザインするデザイナーの意識が「いいデザイン」に向かっているかどうかが、大きな分岐点となります。

とにかく仕事を早めに終わらせたい、診察券のデザインなんてこんなモンでしょう。デザイナーがそう考えて制作されたデザインは、意思が欠如したデザインです。デザイナーズ診察券では、クリニックに好印象を与えたい、患者さんの気持ちまで明るくしたい、そういった意思をもって診察券をデザインしています。デザインの経験や美的感覚だけでなく、意思があるかどうかは、デザインにとって重要な要素なのです。2つの会社のデザインを見比べて大きな違いがある場合、そういった背景があると思ってください。

デザインの良し悪しを判断する

役割を果たし、意思を持っている。それが「いいデザイン」だとすると、どうやってそれを判断していいのか…。そう考えてしまいそうになりますが、それが本当にいいデザインな多くの人が「好印象」を持つはずです。もちろん、危険区域の表示のように「不快感」をわざと表現するようなデザインもありますが、ビジネスにおいて多くのデザインは「好印象」を持ってもらえるものを目指しています。デザインを真剣に考えたことがない人でも、目で見たり触ったりしてデザインを「いいね」と思うことはあると思います。それが「いいデザイン」です。だから、ほとんどの人はある程度までならデザインの良し悪しを判断できると言えるでしょう。

しかし、本当にそのデザインがいい結果をもたらしてくれるのか、条件を満たすほど機能的であるか、多数の人の関心に訴えることができるか、といったことを判断するには、デザインへの深い理解と経験が必要になります。いいデザインは、子供から大人まで誰でも「感じる」ことはできますが、「つくりだす」にはスキルと経験がないとできません。本当の意味でデザインについて「いい」「悪い」を判断できるのは、経験の深いデザイナーでないと難しいのです。

いいデザインはいい結果を導きだします。同じような印刷仕様で料金も同じだったとしても、デザインが違うなら「同じ商品ではない」のです。同じ商品でないのであれば、料金だけで比較してもまったく意味がありません。診察券のデザインという小さな世界でも、そのデザインがもたらす効果をふまえると、一方は1万円の価値、もう一方は100万円の価値、といったこともあり得るのです。

診察券をつくる際には、各会社で用意しているデザインに対し、自分がどのような印象を受けたかをしっかり覚えていてください。何となく「いいデザインをつくっているな」と思ったら、その会社は少なからず「いいデザインをつくろう」という意思を持って取り組んでいる会社です。そして、注文した後の細かなレイアウト調整は自分で判断せずにデザイナーに任せる。診察券をつくるなら、そのような方法をお薦めします。

参考ブログ)
デザインしないというデザイン
表現のある診察券
診察券で差別化を
シンプルなのにデザイン?

シャープでモダンなデザイン診察券

明るさ、優しさ、スマートさ。そのクリニックに最も適した印象は何でしょうか?診察券はクリニックの印象を左右する重要なアイテムです。世の中にはたくさんの診察券が使われていますが、どれも同じようなデザインばかり。そう思っている方も多いのでは?診察券のデザインなんて何でもいい、という考えは大きな間違いです。クリニックのロゴ、WEB、看板、診察券など、利用者が目で見て手で触れることのできるものの1つ1つが、クリニックの印象を左右しています。今回はたくさんあるデザインの中から「シャープでモダンなデザイン」をピックアップしてご紹介します。

シャープでモダンなデザイン診察券01_1

シャープな印象はストイックな直線やシンプルなデザインで表現されます。このデザインは男性的で実にシンプルなデザインですが、最も濃いラインが水平(または垂直)で表現され、ミニマムなデザインの中に「リズム」「調整」「軸」「正常化」といった印象を持っています。このベースとなるデザインにクリニック名やロゴが入るだけで、とってもシャープでモダンな診察券に仕上がります。品質の高い保険適応外の高額医療を提供するクリニックにお薦めのデザインです。

シャープでモダンなデザイン診察券01_2

このデザインNo.はS_021〜030です。カラーバリエーションと共に診察券のデザイン一覧デザイン特集:シンプルな診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

シャープでモダンなデザイン診察券02_1

こちらの診察券も、シンプルでモダンな診察券です。抽象的な表現のデザインですが、強調された1本のラインに強い意志を感じるデザインです。ラインが垂直のものは「強い軸」、ラインが斜めのものは「向上」をイメージさせます。こういった抽象的なデザインは見る人の印象を限定せず、見た人は無意識のうちに「意味」を探すことになります。それは言い換えれば「引力がる」ということ。デザインに限らず人の関心を惹き付けるものは、多くの場合謎めいた部分を持っているものです。

シャープでモダンなデザイン診察券02_1

シャープでモダンなデザイン診察券02_2

このデザインNo.はC_1481〜1500です。カラーバリエーションと共に診察券のデザイン一覧デザイン特集:シンプルな診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

診察券は大切なデザインアイテム

診察券はとっても小さなデザインアイテムですが、利用者が自宅や職場に持ち帰って持ち続けるため、クリニックの印象を定着させる重要な役割を担っています。もちろん、受付時間や電話番号などのクリニックの情報がWEBを検索しなくてもすぐにわかようにする情報伝達の目的がありますが、そのデザインによってクリニックのイメージが違ったものになることも見逃せない事実です。デザイナーズ診察券では、クリニックの印象がポジティブになるよう、積極的に診察券のデザインに取り組んでいます。クリニックの印象をポジティブにするために、ぜひご利用ください!

ポップでかわいいデザイン診察券

「かわいい」それは現在の日本において最も流通している褒め言葉です。「かわいい」は、子供や若い女性など小さくて幼いものに対して使われる形容詞ですが、現在ではあらゆる物事に対して「かわいい」が使われています。少し前までは、若い女性があまり語句を知らないために「何でもかんでも使う言葉」というイメージでしたが、いまでは若い男性、そして年配の人でも日常的に使う形容詞となっています。いわゆるコミック系文化の輸出で、海外のコミック・アニメファンから「kawaii」というのが流行っているようなので、「かわいい」という感情と価値観は日本特有の文化なのかもしれません。何はともあれ多くの日本人は「かわいい」という価値観が根付いていて、美しい、素晴らしい、共感する、といった言葉の代わりに「かわいい」と表現しています。「かわいい」とはつまり「GOOD」のこと。診察券のデザインも「GOOD」の方がいいに決まっています。今回はデザイナーズ診察券にたくさんあるデザインの中から「ポップでかわいいデザイン」をピックアップしてご紹介します。

ポップでかわいいデザイン診察券01_1

木のイラストが特徴の診察券のデザインです。可愛らしい木には、葉にも実にも思える2色の装飾が散りばめられています。全体の色をパステルカラーでまとめ、清潔感があってほんわかとする印象を感じることでしょう。シンプルで子供も好きそうなこのデザインなら、おそらく見る人のほとんどが「かわいい」と思ってくれるはず。リラックスして気軽に寄ってほしい、と考えているクリニックにピッタリなデザインです。サンプルには「歯科」とありますが、科目を限定せず広く使えるデザイントーンです。

ポップでかわいいデザイン診察券01_2

ポップでかわいいデザイン診察券01_3

このデザインNo.はS_261〜270です。カラーバリエーションと共に診察券のデザイン一覧デザイン特集:自然と植物の診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

ポップでかわいいデザイン診察券02_1

こちらは犬と猫をマークのようなイラストで表現したデザインです。子犬や子猫をイメージさせるミニマムなイラスト表現。リズム感のある配色で、明るく可愛らしい雰囲気をつくりだしています。デザイン自体はとてもシンプルなので、複雑に情報を盛り込んだ診察券よりもはるかに印象に残る診察券です。

ポップでかわいいデザイン診察券02_2

ポップでかわいいデザイン診察券02_3

このデザインNo.はC_721〜730です。カラーバリエーションと共に診察券のデザイン一覧デザイン特集:動物病院の診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

診察券は大切なデザインアイテム

診察券はとっても小さなデザインアイテムですが、利用者が自宅や職場に持ち帰って持ち続けるため、クリニックの印象を定着させる重要な役割を担っています。もちろん、受付時間や電話番号などのクリニックの情報がWEBを検索しなくてもすぐにわかようにする情報伝達の目的がありますが、そのデザインによってクリニックのイメージが違ったものになることも見逃せない事実です。デザイナーズ診察券では、クリニックの印象がポジティブになるよう、積極的に診察券のデザインに取り組んでいます。クリニックの印象をポジティブにするために、ぜひご利用ください!

ポップで明るいデザイン診察券

世の中にはたくさんの診察券が使われていますが、どれも同じようなデザインばかり。そう思っている方も多いのでは?診察券のデザインなんて何でもいい、という考えは大きな間違いです。クリニックのロゴ、WEB、看板、診察券など、利用者が目で見て手で触れることのできるものの1つ1つが、クリニックの印象を左右しています。今回はたくさんあるデザインの中から「ポップで明るいデザイン」をピックアップしてご紹介します。

ポップで明るいデザイン診察券01_1

ポップで明るい印象のデザインです。子供が楽しくお絵かきをするような遊び心のあるデザインに仕上げています。積み木や遊具といった楽しい情景も連想させるデザインです。そもそも診察券が「ポップ」である必要なんてあるの?と思いがちですが、「暗い」より「明るい」方がいいに決まっています。病院に通うということは、ほとんどの方が体調に不調があるということです。どうしても暗い気持ちになってしまいます。医師が患者さんに指摘する内容も、多くの場合日常生活に「我慢」を求められるものです。それならば、せめて診察券くらいは明るい印象にして患者さんに元気になってもらいましょう!

ポップで明るいデザイン診察券01_2

ポップで明るいデザイン診察券01_3

このデザインNo.はS_521〜530です。カラーバリエーションと共に診察券のデザイン一覧デザイン特集:子供イメージの診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

ポップで明るいデザイン診察券02_1

こちらは吹き出しをデザインした、一風変わったユニークなデザインです。ここまで独特なデザインの診察券は、日本中探してもあまりないでしょう。この診察券を手にしたクリニックの利用者は「面白い」とか「変わっている」といった印象を持つに違いありません。もちろんクリニックの診察券ですから、独自性があればそれでいいというわけではありませんが、こういうポップでユニークなデザインは、きっと患者さんの心を明るくしてくれることでしょう。

ポップで明るいデザイン診察券02_2

ポップで明るいデザイン診察券02_3

このデザインNo.はS_221〜230です。カラーバリエーションと共に診察券のデザイン一覧デザイン特集:子供イメージの診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

ポップで明るいデザイン診察券03_1

キチッとした安定感とポップな可愛さを両立したデザインもあります。文字情報のレイアウトは見やすく整然と構成し、右側のポップで抑揚のあるデザインで変化をつけています。特別に凝ったデザインではありませんが、鮮やかな色の丸が紙面からはみ出し、とっても伸び伸びとした雰囲気を醸し出していると思います。シンプルなのにしっかり主張がある。歯科、内科、婦人科、心療内科、皮膚科、整骨院など、科目を限定せずに使える診察券のデザインです。また、予約記入欄を裏面に多く設けたい場合や、裏面に予約シールを使いたい場合にお薦めしたいデザインです。

ポップで明るいデザイン診察券03_2

ポップで明るいデザイン診察券03_3

このデザインNo.はC_1841〜1850です。カラーバリエーションと共に診察券のデザイン一覧デザイン特集:子供イメージの診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

診察券は大切なデザインアイテム

診察券はとっても小さなデザインアイテムですが、利用者が自宅や職場に持ち帰って持ち続けるため、クリニックの印象を定着させる重要な役割を担っています。もちろん、受付時間や電話番号などのクリニックの情報がWEBを検索しなくてもすぐにわかようにする情報伝達の目的がありますが、そのデザインによってクリニックのイメージが違ったものになることも見逃せない事実です。デザイナーズ診察券では、クリニックの印象がポジティブになるよう、積極的に診察券のデザインに取り組んでいます。クリニックの印象をポジティブにするために、ぜひご利用ください!

透明感のあるデザイン診察券

世の中にはたくさんの診察券が使われていますが、どれも同じようなデザインばかり。そう思っている方も多いのでは?診察券のデザインなんて何でもいい、という考えは大きな間違いです。クリニックのロゴ、WEB、看板、診察券など、利用者が目で見て手で触れることのできるものの1つ1つが、クリニックの印象を左右しています。今回はたくさんあるデザインの中から「透明感のあるデザイン」をピックアップしてご紹介します。

透明感のあるデザイン診察券01_1

グラデーションを重ね合わせて構成した透明感のあるデザインです。診察券のデザインに透明感があることで、清潔でスッキリした印象を与えることができます。見ているだけで心も体も浄化してくれるような、ポジティブな印象でクリニックを印象づけます。歯や目や体といった具体的なモチーフがないため、歯科、内科、婦人科、心療内科、皮膚科、整骨院など、科目を限定せずに使える診察券のデザインです。

透明感のあるデザイン診察券01_2

透明感のあるデザイン診察券01_3

このデザインNo.はC_391〜340です。カラーバリエーションと共に診察券のデザイン一覧デザイン特集:歯科クリニックの診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

透明感のあるデザイン診察券02_1

こちらも同じく科目を限定せずに使える診察券のデザインです。四角や円を組み合わせて構成されたデザインの診察券。中央では色が重なり合ってハートの形になっています。医療や気遣いを重ね合わせることで、患者さんの健康がポジティブ(明るい黄色)になるといったコンセプトでデザインしています。ハートを使ったデザインはどうしても押し付けがましい感じになってしまいますが、このデザインは透明感があり明るく軽やかな雰囲気に仕上がっています。

透明感のあるデザイン診察券02_2

透明感のあるデザイン診察券02_3

このデザインNo.はS_031〜040です。カラーバリエーションと共に診察券のデザイン一覧デザイン特集:ハートの診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

診察券は大切なデザインアイテム

診察券はとっても小さなデザインアイテムですが、利用者が自宅や職場に持ち帰って持ち続けるため、クリニックの印象を定着させる重要な役割を担っています。もちろん、受付時間や電話番号などのクリニックの情報がWEBを検索しなくてもすぐにわかようにする情報伝達の目的がありますが、そのデザインによってクリニックのイメージが違ったものになることも見逃せない事実です。デザイナーズ診察券では、クリニックの印象がポジティブになるよう、積極的に診察券のデザインに取り組んでいます。クリニックの印象をポジティブにするために、ぜひご利用ください!

日本のデザインレベルと診察券

グラフィックデザインは印刷技術の機能として誕生してから、様々な発展を遂げてきました。グラフィックデザイナーは印刷の版を制作することが中心の限られた分野の技術職でしたが、経済の発展と共に印刷の多様化、WEBをはじめとした媒体の多様化が進み、求められる技術の幅も拡大する傾向にあります。対象となるサービスや法人の種類も多様化し、デザインの表現も多くのバリエーションが求められています。そんな中、グラフィックデザイナーは現代のニーズに的確に応え、時代を生き抜いていかなければなりません。診察券をつくろうと思っているクリニックの皆さんにとっては、診察券から少し脱線した内容になりますが、今回はデザイナーが生み出すグラフィックデザインのレベルについて紹介したいと思います。

デザインの優劣について

デザインの優劣を決定するものは何か? それはとても難しいテーマのような気もしますが、グラフィックデザインが「目的を持って制作された目に見えるもの」である以上、その優劣を決める基準は「目的を達成できたかどうか」ということになります。目的が具体的にどのように設定されたかにもよりますが、多くの場合その判断はデザインが世に出て一定期間を経た後の「結果」によってわかります。つまり、結果が出てみないとわからない。それがデザインの優劣です。例え誰が見てもあまり見た目がパッとしないデザインであったとしても、目的をしっかりと果たすことができれば、それは「いいデザイン」と言えるでしょう。例えば見た目があまり美しくない1色印刷のスーパーのチラシでも、意図通り「安い」ということを伝えることができて、実際にスーパーの売上に貢献することができれば、それは「いいデザイン」なのです。

デザインレベルは上がってきたのか?

「結果を残す」ことができるデザインを生み出すためには、デザイナーの技術的な力量が必要です。現代では様々なグラフィックデザインが街中に溢れ、グラフィックデザインという職業もかなり認知されてきたと思いますが、「デザイナーはセンス(感覚)で仕事をしている」と誤解している人もまだまだ多いと思います。もちろん、美的感覚はデザイナーの必須条件ですが、仕事の多くは理論的な「技術」に支えられています。明るく見せるための技術、優しく見せるための技術、清潔感を見せるための技術。あらゆる視覚演出はすべて技術がないと成り立ちません。そういうベーシックな部分は、昭和以前から変わっていません。その一方で、パソコンによる作業が主流になったことで、印刷版を制作する工程はまったく違う環境になりました。現代ではいままで数年かかった製版の経験値は必要なくなり、デザイナーが育ちやすい環境になったことは間違いありません。職種の多様化と競争により、デザイナーの仕事はどんどん増え、スピードの要求と共に案件多くをこなすことで、経験値は上がっていきます。特別な資格を必要としないデザイナーという職業に就く人の数も、近年増加していることでしょう。しかし、デザインの優劣(結果)に直結する「デザインの質」も、デザイナーの増加と共に上がっているか?と聞かれたら、これは別の問題です。

デザインの優劣を支えるデザインのレベル。それは数値に置き換えられるような単純なものではないため、統計をとって正確に把握することはできませんが、近年のデザインを見て感じるのは「ひと昔前とは様子が違う」ということです。

デザインレベルの考察

WEBを含め世の中のデザインは、全体的に「小綺麗」になったと感じます。街を歩いていても、インターネットで調べものをしていても、好感の持てるデザインが世の中に増えてきたと思います。その一方で、突出して魅力のあるものを目にすることが少なくなりました。そして、明らかに職業デザイナーが関与していないデザインを多く見るようになりました。10年前、20年前と比べても、やはり違いがある。これはあくまで個人の肌感覚に過ぎませんが、大きく外れた見解ではないと思っています。

デザインのレベルは、もちろんデザイナー自身のスキルや考え方がベースになっていますが、世にあるデザインのほとんどのものが企業や団体の依頼の上に成り立っているため、依頼主とデザイナー相互のコンディションが制作物のレベルに反映されています。昔と違って少ない予算で事業をはじめることも多い現代では、デザインに多くの予算を割けない傾向があります。予算が少なければ、制作会社の所属するデザイナーで経験値の高いデザイナーを担当にすることはできないでしょう。また、デザインを外注せずに自身でパンフレットやWEBをつくって営業している会社もあるでしょう。そういったことも、昨今のデザインレベルに大きく影響していると思われます。

いまこそデザインレベルが必要

良くも悪くも日本全体のデザインレベルは下がってきていると考えています。料金が安くて「可もなく不可もない」ものをつくってくれる会社は増えています。予算の縮小と競争により、印刷会社とデザイン会社の料金は以前と比べて明らかに低下傾向にあります。それはある意味、デザインの依頼主には優しく、デザイナーには厳しい世の中と言えるでしょう。

しかし、クリニックをはじめあらゆる業種もまた、競合と差別化を図り(参照:診察券で差別化を)自身の優位性を明確にしていかないと、生き残っていくことはできません。世の中全体のデザインレベルが高くない時代だからこそ、優れたデザインで一歩先にリードする重要性があります。

おしゃれな診察券

デザイナーズ診察券ではたくさんのデザインをご用意しています。クリニックの個性にピッタリ合う、かわいい診察券、ポップな診察券、明るい診察券、シックな診察券、シンプルな診察券など、多様なテイストのデザインを掲載し、気に入ったものを選んで注文できる、それがデザイナーズ診察券です。WEBを見た方、注文をした方からは、デザイナーズ診察券のデザインを「おしゃれな診察券」と呼ばれることがあります。もちろん「おしゃれ」をトッププライオリティーにしてデザインしているつもりはありませんが、そう評されるのは嬉しいことです。今回はその「おしゃれな診察券」について、少しだけ掘り下げて考察してみたいと思います。

おしゃれ(お洒落)の意味は?

日常的に使っている「おしゃれ(お洒落)」ですが、辞書によると以下のようなことが書いてあります。

言葉の始まりとしては、服装を含むファッションから由来しているようです。現代では「おしゃれなバス」「おしゃれなランチ」など、ファッション以外のことも多く形容することが多く、目に見える外見だけでなく、行動や様式のことも「おしゃれ」と言うこともありますね。本来の意味では「だらしない服装ではなく整った身なり」という、TPOを考えられたマナーがあることを指しているようです。さらに「気の利いた」という説明があります。気が利く、というのは心が行き届くことを言うので「心が行き届いてマナーがあること」をおしゃれという言葉にしたのかもしれません。「当世風」というのは現代的ということで、モダンであるということもおしゃれの1つの要素と言えるでしょう。

おしゃれなバッグ・おしゃれな食事・おしゃれな街

現代の「おしゃれ」の条件は?

このブログを書いている本人が、おしゃれとはほど遠い人間なので、「おしゃれ」について掘り下げていくのは少々照れくさい思いではありますが、現在私たちがどういうものについて「おしゃれ」と感じているのかを、少し紐解いてみましょう。

コンセプトがある、つまり成り立ちに「意思」があることは、おしゃれな物事の原点です。魅力的な店にしよう、楽しい時間にしよう、柔軟な会社にしよう、など。意思を持って生まれたものには人を動かす魅力が宿ります。服や化粧にしても「きれいになりたい」「3割増しに魅せたい」といった意思があってこそ「おしゃれ」になれるのだと思います。意思もなくぼんやりと生まれたものに、「おしゃれ」さを感じることはないですよね。

優美(スマート)で、細部へのこだわりがあることも「おしゃれ」の重要な要素です。雑然としたものや、細部に手抜きが見られるものは「おしゃれ」とは言えません。大変手間がかかることも決して表面に出さず、大胆かつ軽やかに表現されているものを、私たちは「おしゃれ」と呼んで賞賛しています。そして、同じようなものがあまりない、という希少性もポイントです。世界中すべての人が持っているものを「おしゃれ」とは言いません。ありそうでない、または見たことがない、といったものについて「おしゃれ」と反応してしまうのです。

おしゃれなデザイン

では、おしゃれなデザインって何?ということになりますが、デザイン以外のものに対して「おしゃれ」と感じていることと、まったく同じ定義が当てはまります。

デザイナーズ診察券のデザインが「おしゃれ」と言っていただけるのも、このような条件を満たしているからです。デザインの是非については、もちろんデザイナーの美的感覚の違いも大きいでしょう。しかし、最も重要なのはデザインに意思があるかどうかです。デザイナーズ診察券のデザインは「クリニックと患者さんをパッと明るくする診察券」というコンセプトのもとに生まれています。「クリニックを明るくする」とはクリニックの運営に寄与すること、「患者さんを明るくする」とは手にするだけで明るい気持ちになれる診察券をつくりだすことです。デザインテイストは多様ですが、すべて同じコンセプトに基づいてデザインしています。「診察券ってこんな感じでしょ…」と何となくつくられたものとは、明らかに違うのはそのためです。

おしゃれな診察券

一般的に「おしゃれ」と感じるのは、優美さや大胆さが前に出ているものが多いと思います。具体的にどのようなデザインを多くの人が「おしゃれ」と感るのか。それを言葉で形容するのは難しいですが、義務や事情に縛られたかな窮屈なデザインよりは、伸び伸びとした自由な感覚でデザインされたものの方が「おしゃれ」という印象につながります。また、デザイナーズ診察券のデザインは、他社で提供しているものとテイストがかなり違うので「希少」と言えるでしょう。そのような点を前提に、デザイナーズ診察券のデザインからいくつかのデザインをご紹介します!

イラストを大胆に大きくレイアウトした診察券

デザインNo.はC_1031〜1040。イラストを大胆に大きくレイアウトした診察券です。ビビットなカラーリングで間違いなく印象に残るデザインです。診察券のデザイン C_1001〜1100に掲載しています。

楕円形を交差させて個性的な形に表現した診察券

デザインNo.はC_1301〜1310。楕円形を交差させて個性的な形に表現した診察券です。絆創膏のような雰囲気で優しく労り、重なり合った部分がハートの形になっています。クリニックが患者さんを真心で労るコンセプトが息づくデザイン。押し付けがましくなりそうなマインドを、軽やかでスマートに表現しています。診察券のデザイン C_1301〜1400に掲載しています。

デザイン面を2分割しただけの究極のシンプル診察券

デザインNo.はC_1321〜1380。デザイン面を2分割しただけの究極のシンプル診察券です。白地を含む左右の色の響き合い、ただそれだけのデザインなのに1000年以上使えそうなほどモダンな雰囲気を持っています。超シンプルかつ超モダン。おしゃれで洗練された診察券のデザインです。診察券のデザイン C_1301〜1400に掲載しています。

2色のドットパターンのポップな診察券

デザインNo.はC_1601〜1610。2色のドットパターンのポップな診察券です。右上に配置されたクリニック名は縦組みで、横組み表記が多い世の中で目新しいモダンさがあります。診察券のデザイン C_1601〜1700に掲載しています。

診察券は名刺と同じく、患者さんにクリニックの情報を伝え、来院時のオペレーションをスムーズにする小さなツールですが、クリニックの印象を訴求できるデザインアイテムでもあります。診察券でポジティブな印象を与えることができれば、クリニックを利用する意欲に貢献することができます。ポジティブな印象を与えること、クリニックの雰囲気を伝えることが、診察券のデザインにとって大切なことで、「おしゃれ」かどうかはあまり基準にする必要はないと思いますが、「おしゃれ」に越したことはないですよね。診察券のデザインはデザイン一覧のページにて確認できます。ぜひ、ご覧ください!

デザイン追加!花と植物の診察券

デザイナーズ診察券ではたくさんのデザインを用意しています。たくさんのデザインの中からクリニックに最適なものを選び、アレンジを加えて診察券をつくることができる。それがデザイナーズ診察券の特長の1つです。かわいいデザイン、ポップなデザイン、シンプルなデザインなど、多彩な種類のデザインがありますが、今回は新たに追加されたデザインの中から、花や植物の写真を使った診察券をご紹介します!

薔薇の診察券

植物のビジュアルには、アロマや癒やしを感じるメリットがあります。薔薇の香りを経験したことのある人には、写真を見ただけで記憶の中の芳しい香りが漂ってくることでしょう。ピンク、赤、黄、オレンジ、多色の薔薇をメインにした診察券は、インパクトも強く、香り漂う個性的な雰囲気を演出します。レディースクリニックや美容皮膚科の診察券としていかがでしょうか?

薔薇の診察券

カラーバリエーションを10色用意しています。

薔薇の診察券:カラーバリエーション

デザインNo.はS_041〜050です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:自然と植物の診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

緑と癒やしの診察券

緑色の植物写真の診察券です。植物の「緑」の持つ視覚的効果は言うまでもありません。心を穏やかにし、落ち着いた気持ちを取り戻すことができる、それが自然の「緑」です。患者さんの健康をサポートすることで、心も体も癒やされてほしいと願うクリニックにぴったりな診察券です。

緑と癒やしの診察券

カラーバリエーションを10色用意しています。

緑と癒やしの診察券:カラーバリエーション

デザインNo.はC_811〜820です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:自然と植物の診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

植物のスタイリッシュ診察券

象徴的に植物を切り出し、軽やかでスタイリッシュにまとめた診察券です。どちらかと言えば女性的で、爽やかな雰囲気を持ったデザインです。植物違いで何種類かつくて、患者さんに好きなものを選んでもらうのも楽しいかもしれません。

植物のスタイリッシュ診察券

カラーバリエーションを10色用意しています。

足跡(肉球)植物のスタイリッシュ診察券:カラーバリエーション

デザインNo.はS_471〜480です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:自然と植物の診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

デザイン追加!動物病院の診察券

デザイナーズ診察券ではたくさんの動物病院からご注文をいただいています。人でもペットでも、体調が崩れて病院に足を運ぶのは辛いものです。クリニックの利用者の気持ちが少しでも明るくなれたら、そんな思いでデザイナーズ診察券の診察券はデザインされています。多くのペットクリニックからも「可愛くてポップな診察券で満足した」という声を寄せられています。今回は新たに追加されたデザインの中から、動物病院の診察券をご紹介します!

動物たちのイラスト診察券

犬、猫、うさぎ、鳥のイラストをメインにした診察券です。白地を活かしてスッキリと清潔感のあるデザインにまとめています。控えめに配色していますが、もちろん違う色にアレンジすることもできます。アレンジに追加費用はかかりませんのでご安心ください。

動物たちのイラスト診察券

カラーバリエーションを10色用意しています。

動物たちのイラスト診察券:カラーバリエーション

デザインNo.はC_201〜210です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:動物病院の診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

シンプルイラストの診察券

犬と猫をシンプルなイラストで表現した診察券です。非常に淡白でストイックなデザインと言えますが、時代に合ったモダンな印象に仕上がっています。このデザインのように記号として動物のイラストが入っているだけで、利用者がたくさんもっている歯科や内科のクリニックの診察券と瞬時に区別することができます。

シンプルイラストの診察券

カラーバリエーションを10色用意しています。

シンプルイラストの診察券:カラーバリエーション

デザインNo.はC_241〜250です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:動物病院の診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

足跡(肉球)マークの診察券

動物病院の記号としてよく使われる足跡(肉球)を大きくレイアウトした診察券です。「よく使われるもの」は他のクリニックとの差別化が弱いというデメリットがあります。しかしその一方で、何度も見ているものは「理解しやすい」というメリットがあります。動物病院の診察券を「わかりやすく」するために「よく使われるもの」を使うことは有効な手段です。

足跡(肉球)マークの診察券

カラーバリエーションを10色用意しています。

足跡(肉球)マークの診察券:カラーバリエーション

デザインNo.はC_281〜290です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:動物病院の診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

診察券:シンプルなのにデザイン?

皆さんは「デザイン」についてどんなイメージを持っているでしょうか。一風変わった独特なもの、センスのある人がつくった特別なもの、そんな風に考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、正確にはそうではありません。広い意味で考えれば、グラフィックデザインはプロフェッショナルにお金を払って手に入れることのできるものだけではなく、生活の中にありとあらゆる形で存在しています。凝っているか、凝っていないか。センスがあるか、センスがないか。デザインの定義はそのようなことではありません。

何も手を加えてないように見えるデザイン

デザインについての大きな誤解は、デザインは「複雑に入り組んだもの」という先入観から生まれています。例えばクリニックのシンボルとなるロゴでは、デザインについて理解の浅い人の場合、簡単な形状ではなく複雑でつくることが難しく思えるような変わった形状のものを「いい」とする傾向があります。例えば音楽でも、複雑な音楽とシンプルな音楽、難解な音楽とわかりやすい音楽があるように、凝っているように見えるか凝ってないように見えるかは、それがデザインであるかどうかとはまったく関係ないのです。

例:シンプルなポスター

この写真には、壁に白いポスターが飾ってあります。このポスターのデザインは「白い紙に何も印刷しない」というデザインです。え?そんなデザインってあるの?と言われそうですが、何もレイアウトしないという選択もデザインの重要な要素です。少々極端な例ですが、こういうデザインもあるのです。この真っ白なデザインを考えるのに、デザイナーが使った時間は数日かもしれないし、たったの1分かもしれません。しかし実際の制作は「何もしない」ので、制作時間はゼロということになります。つまり、時間をかけて制作したかどうかも、デザインかどうかとはまったく関係ないのです。

いいデザインと悪いデザイン

凝っている、複雑な形状、時間をかけて制作している。それらはデザインの定義とは因果関係がありません。デザインには建築、ファッション、商品と分野によって特性が異なりますが、グラフィックデザインも他の分野と同様にアート(芸術性)の要素も含まれます。グラフィックデザインとアートは、同じように平面上で表現されるものですが、現代においてグラフィックデザインとアートの違いは「そのものが主役かそうでないか」と考えるととても理解しやすいです。アートはそれ自体が主役であり商品です。グラフィックデザインの場合は、商品をアピールする、サービスを説明する、事業の印象を定着させる、といった具合に主役である何かをサポートする役割を担う場合がほとんどです。デザイナーに高額なデザイン料を払ってつくるデザインでなくても、契約書や説明書、店舗の前に置く手描きの看板、挨拶状や年賀状も立派なグラフィックデザインです。

グラフィックデザインは、役割を持って制作されるものです。だから、グラフィックデザインの優劣の基準は「役割を果たしているかどうか」ということになります。センスがあるとかないとか、凝っているとか凝っていないとか、そういったことよりも役割をきちんと果たすデザインが「いいデザイン」と言えます。

診察券では、多くの場合以下のような目的を持っています。

シンプルデザインの魅力

デザイナーズ診察券で用意しているサンプルデザインは、とてもシンプルなものが多いことに気づいた方も多いと思います。「シンプル イズ ベスト」という言葉がありますが、シンプルなデザインには素晴らしいメリットがあります。

もちろん、メリットはこれだけではありません。シンプルなデザインは診察券の役割を果たす必要な条件が揃っています。ただし、シンプルなデザインは、構成する要素が少ないため、完成度を高めるためには想像以上に技術が必要になります。ちょっとしたサイズの違い、ちょっとした位置の違い、ちょっとしたカラーバランスの違いで、大きく印象が変わってしまうのが「シンプルなデザイン」です。複雑なデザインの場合ではわかりにくかったバランスの悪さも、シンプルなデザインではそうはいきません。シンプルなデザインは、我々デザイナーにとってはハードルの高い仕事と言えるでしょう。

例:シンプルな診察券01
例:シンプルな診察券02

シンプル、というのはデザイナーズ診察券を運営するデザインウルフのデザインポリシーでもあります。シンプルなデザインには、様々な課題を解決する力があります。診察券やWEBを制作する際に、「シンプル」を基準に考えてみてはいかがでしょう。

シンプルなデザインの診察券

診察券のカラーリング 色の決め方

診察券を注文いただいたクリニックさんの中には「色をどうしようか迷っている」という声を聞くことがあります。赤にしろ、青にしろ、これからつくる診察券には自由に色を使うことができるわけですから、悩んでしまうのは当然と言えば当然です。印刷では一般的なフルカラーの範囲内で幅広く色を表現することができます。しかし、クリニックの診察券の配色には基本的なルールがあります。コミュニケーションを仕事にしているデザイナー視点で考えると「基本的なルール」どころか「絶対的なルール」と言っても過言ではありませんが、多くの人はほとんど意識することのないルールです。それは利用者の立場に立って決める、ということです。

既に開業されているクリニックの場合、看板やWEBなどで基調となるカラーがあると思います。意識して使っていても、何となく使っていても、使っているカラーが利用者にとってのテーマカラーとなります。既に多く使っているカラーを無視して診察券をつくることは、利用者にとって親切とは言えません。既にあるテーマカラーに沿って、診察券の色を決めましょう。

これから開業されるクリニックの場合、クリニックのテーマカラーを決める必要があります。クリニックのロゴや店舗を設計する段階で、テーマカラーを決めるプロセスがあると思います。歯科、内科、婦人科、小児科といった科目のイメージ、あるいはモダン、優しさ、明るさ、落ち着きといったマインドから、色合いを選んでいくことでしょう。決定したテーマカラーに沿って、診察券の色を決めましょう。

カラーリングを統一する

診察券をつくるときに「赤にするのか?青にするのか?」という迷いは、まったく必要ありません。なぜなら診察券をつくるときには、ほとんどの場合クリニックのテーマカラーは決まっているからです。店舗の看板やWEBで使っているテーマカラーを無視して診察券をまったく違う色でつくったとしたら、通院するときに診察券とクリニックをスマートに紐付けることができるでしょうか?WEBはグリーン、クリニックの看板はブルー、診察券はピンク。もしそんなカラーリングだったとしたら、患者さんは間違いなく混乱しますね。それは利用者の立場に立った配色とは言えません。

WEB、店舗、診察券でカラーリングが統一されていない

カラーリングが統一されていないと、利用者にとても不親切です。目で見えるものに整合性がとれていない場合、場面によってまったく違う発言をする人のように、信用をなくしてしまう恐れがあります。診察券は決して単体で考えずに、クリニックを運営する上での1つのツールとして考え、WEB、店舗、診察券とすべてのツールがテーマカラーに沿って統一されることを目指しましょう。

WEB、店舗、診察券でカラーリングが統一されている

色の使い方に注意する

テーマカラーに沿って色が配色されていても、その使い方には少しだけ注意が必要です。簡単に言うと使う色の割合になりますが、「白地に色」「全面に色」の2つでは、見る人の印象がかなり違ったものになります。例えば下の2つは、どちらも3色で構成された診察券の例ですが、使う色の割合が違うためまったく違うものに見えます。

3色で構成された診察券の例 01
3色で構成された診察券の例 02

カラーリングを統一することと同様、ポイントは利用者が見たときに「同じものに見える」ことです。WEBや看板が白地をベースにしていれば、診察券も同じように白地をベースにした方が利用者にとって同じものとして認識しやすくなります。使い方によって印象が変わってしまう以上、同じ色を使っていればどのように使ってもいいというわけではないのです。例えば服のブランドなどで、看板と服についているタグでロゴの使い方が違う場合もあります。その場合でも、膨大なロゴを使ったツールが展開される中で、その半数以上は見え方を揃えているはずです。WEB、店舗、診察券と、カラーを展開するシーンが極端に少ない場合では、間違いなく同じ見え方にするのが自然です。

デザイナーズ診察券では注文前に仕上がりをイメージできるよう、サンプルデザインにカラーバリエーションを用意しています。同じデザインでも色が変わるだけで、かなり雰囲気が変わってきます。診察券のカラーリングは、クリニックのテーマカラーに沿って決め、なるべくクリニックの持っているイメージと違わないデザインを選びましょう。

歯のマークが特徴の診察券

デザイナーズ診察券のサンプルデザインに新しいデザインを追加しました!今回追加したデザインは、歯のマークが特徴の診察券です。デザイナーズ診察券のデザインは、診察券がなるべく利用者の記憶に残るよう印象的なデザインになるよう心がけてデザインしています。記憶に残りやすいものにするためにはいくつかの条件がありますが、形容しやすい「シンプル」なものであることも、重要な条件です。今回追加した歯のマークが特徴の診察券も、とてもシンプルで印象に残りやすい性格を持っています。

歯のマークが特徴の診察券01

歯のマークが特徴の診察券02

このデザインのようなシンプルな診察券では、カラーリングもとても重要になってきます。ブルー系、ピンク系、ブラウン系…。診察券の色を決めるときには診察券単体で考えずに、クリニック全体の整合性を重視しましょう。看板、内装、WEB、パンフレットなど、クリニックで共通して使っているテーマカラーに合わせることで、利用者がクリニックと色を結びつけて「わかりやすく」なります。WEBは青、看板は緑、診察券はピンクでは、利用者が混乱してしまいます。利用者の「わかりやすさ」に必ず配慮して、診察券の色を決めましょう。

歯のマークが特徴の診察券03

カラーバリエーションを10パターンご用意しています。これらの配色以外にも、ご希望の配色にアレンジすることができます。デザインのアレンジに追加料金はかかりませんので、ご安心ください。デザインNo.はC_1711〜1720です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:歯科クリニックの診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

歯の治療をイメージした診察券

デザイナーズ診察券のサンプルデザインに新しいデザインを追加しました!今回追加したデザインは、歯の治療をイメージした診察券です。シンプルなラインのイラストで「歯」や「治療器具」を描き、デンタルクリニックで行われる治療を表現しています。可愛らしい雰囲気のタッチを持っていますが、カラーリングをシンプルにすることで、清潔感があり、テクニカルな雰囲気も出しています。

歯の治療をイメージした診察券1_1

歯の治療をイメージした診察券1_2

カラーバリエーションを10パターンご用意しています。デザインNo.はC_1721〜1730です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:歯科クリニックの診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

歯の治療をイメージした診察券1_3

同じく歯の治療をイメージしたイラストを使い、背景色を2色に分割したデザインも追加しました。

歯の治療をイメージした診察券2_1

歯の治療をイメージした診察券2_2

スッキリとしたデザインで、モダンで可愛らしい診察券です。歯の治療と言えば、誰もがあまり好きではないもの。多くの人が「痛みを伴う印象」のある歯の治療ですが、明るく可愛らしい雰囲気の診察券にすることで、すぐに泣き出してしまいそうな子供でも、前向きに歯医者さんに通えるようになるかもしれません。診察券はとっても小さなツールですが、ネガティブなものをポジティブに転換する配慮を実践できるツールでもあります。子供が嫌がらない明るい雰囲気にしたい、そのような配慮を持つ歯科クリニックにピッタリな診察券です。

歯の治療をイメージした診察券2_3

カラーバリエーションを10パターンご用意しています。デザインNo.はC_1681〜1690です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:歯科クリニックの診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

ポテンシャルを維持するデザイン

皆さんは「デザイン」についてどのような印象を持っているでしょうか?ロゴ、WEB、屋外看板、内装、診察券、パンフレット、チラシ、名刺、封筒など。クリニックの運営に必要なデザインはたくさんありますが、デザインはクリニックに限らずすべての事業運営に必要不可欠であり、そして多かれ少なかれ事業に影響を与えています。クリニックを開業するとき、あるいは移転や改装といったタイミングで、現在使っているデザインを見直すことが多いと思います。「運営がうまく行かず何とかしたい」ということでデザインのご相談をいただくことも多々あります。運営の立て直しを計画する上で、デザインに期待する場合、おそらくこんなことを考えるのではないでしょうか?

デザインを見直すことで運営が安定したり、売上が数倍にもなったという例はたくさんあります。【デザイナーズ診察券】を運営するデザインウルフでも、事業種を問わず事業の躍進に大きく貢献した実例があります。「現状よりもっと」とデザインに期待する場合、そのマインドを図にすると下の図のようになります。

デザインに期待するマインド

ポテンシャルを下げるデザイン

事業の運営に関わる者なら誰しも、デザインをうまく利用して「いい状態」をキープしたいものです。しかし、デザインの効果についての理解が浅く、デザインをうまく利用できずにいるケースを見かけることがあります。近年もっとも多いパターンとして、デザインをデザインのプロに依頼せずに「自分でつくる」というケースがあります。ロゴ、WEB、診察券、チラシ、そういったデザイン制作を、コストを抑えるため自分や自社スタッフが制作すると、確かに制作コストは抑えられますが、制作されたもののクオリティが低く、思うような結果にたどり着くことができない場合がほとんどです。美しくないバランス、わかりにくい難解なレイアウト、ぎこちない配色。時間をさいて一生懸命つくったものでも、見る人にいいアピールをできなければ意味がありません。

デザインがポテンシャルを下げてしまう

デザインがうまく機能していないと、上の図のように本来持っている良さをデザインが殺してしまいます。将来を明るくするどころか、時間や手間をかけてつくったデザインが、かえって成長の妨げに…。世の中に多く点在する自作のロゴ、自作のWEBには、こういった傾向が如実に感じられます。もちろん、素晴らしいセンスを持っている方が、まるでプロフェッショナルに依頼したようなデザインをつくりだすこともありますが、それはかなり稀なケースです。目先のコストを抑えることばかりに注力していると、将来的にあるはずだった大きな収益を捨ててしまうことになりかねません。

理想的なデザインとは?

デザインウルフでは、理想的なデザインをいくつか定義づけてデザイン制作を行っていますが「素材の良さをそのままに」ということもその1つです。何だか料理人のような言い回しですが、現在持っているものの良さや将来へのポテンシャルを維持する適切なデザインを常に探求しています。その状態を表すと、下の図のようになります。

ポテンシャルを維持する理想的なデザイン

あれ?前後で何も変化がないよ?と思われる方もいるでしょう。図を見ると確かにそうかもしれません。もちろん適切なデザインによって収益は現在よりも増えることが期待できるので、この図は誤解を生むかもせいれませんが、このシンプルな図にはグラフィックデザインの本質が明確に表現されています。運営を見直そうとするとき、現在よりも高い収益を欲するとき、誰しも現在持っていないものを付加したいと考えてしまいます。しかし事業が現在営みを続けている以上、需要に応えられる品質やポテンシャルは既に持っているのです。魅力はあるのに、適切なデザインでアピールできていない。ただ、それだけのことなのです。

この2点を必須条件としてデザインをコントロールしていけば、デザインは本来の役割をきちんと果たしてくれます。デザインウルフの実績の中で、デザイン制作によって収益が増加したという実例は「虚構やオーバーな表現で強烈にアピールした」という方法ではなく「事業やサービスの良さをしっかりと捉え実直に整理した」という正攻法で成果を上げています。誤解を恐れずに表現すると、優れたデザインは「安全な道」なのです。

家族イラストの診察券

デザイナーズ診察券のサンプルデザインに新しいデザインを追加しました!今回追加したデザインは、家族のイラストをビジュアルにしたものになります。子供が2人、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんと3世代の家族が手を繋いでいる家族です。これと言って何かをしているシーンではありませんが、家族が手を繋いでいるだけで「ほんわか」と優しい気持ちにさせてくれます。

家族イラストの診察券01

ファミリーと名前のつくクリニックや子供から高齢者まで幅広い層の利用者がいるクリニックにお薦めしたいデザインです。全体の色数は極力抑え、服の一部に白を使うことで清潔感を出しています。

家族イラストの診察券02

カラーバリエーションを10パターンご用意しています。

家族イラストの診察券03

デザインNo.はC_1661〜1670です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:子供イメージの診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

ポップなドットの診察券

デザイナーズ診察券のサンプルデザインに新しいデザインを追加しました!デザイナーズ診察券では、クリニックをポジティブに演出する素敵なデザインの診察券を多数ご用意しています。今回追加したデザインは、ファッションやグラフィックで広く使われている「ドット」をモチーフに、シンプルで清潔感があり、明るい印象を与えるデザインに仕上げています。

丸いドットの診察券

大小を組み合わせた丸いドットのデザインです。均等に配置されたドットですが、大小のバランスで心地よいリズムをつくり出しています。色の組み合わせがとっても爽やか!清潔感があってモダンなクリニックをイメージさせる診察券です。

丸いドットの診察券01

丸いドットの診察券02

カラーバリエーションを10色用意しています。

丸いドットの診察券:カラーバリエーション

デザインNo.はC_1601〜1610です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:シンプルな診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

花マークドットの診察券

花のマークをドットにして配列したデザインです。こちらも大小のバランスで心地よいリズムをつくり出しています。カラーリングはベージュ色との組み合わせとブルーグレーとの組み合わせをご用意しました。ちょっとした色のバランスで雰囲気が変わるのがわかると思います。クリニックのテーマカラーに変更したい、といった色のアレンジにも対応しています。

花マークドットの診察券01

花マークドットの診察券02

カラーバリエーションを10色用意しています。

花マークドットの診察券:カラーバリエーション

デザインNo.はC_1611〜1620です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:シンプルな診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

ハートマークの診察券

デザイナーズ診察券のサンプルデザインに新しいデザインを追加しました!これまでにハートをモチーフにした診察券をデザインしてきましたが、新たに2つのデザインをラインナップに加えました。ハートがデザインされた診察券は世の中にたくさんあると思いますが「ありそうでない」独特なデザインに仕上がっています。「ありきたりなハート」では満足できない、そんな欲張りなクリニックにお薦めしたいデザインです。

重なり合う図形でハートを表現した診察券

円が2つ、四角が1つ、合わせて3つの図形を重ねることでハートの形を構成しています。2つのものを1つのもので繋げているような、いくつか要素でハート(安心)をつくっているような、色々な連想を広げてくれるデザインです。

重なり合う図形でハートを表現した診察券01

重なり合う図形でハートを表現した診察券02

カラーバリエーションを10色用意しています。

重なり合う図形でハートを表現した診察券:カラーバリエーション

デザインNo.はC_1591〜1600です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:ハートの診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

立体的なハートを表現した診察券

中央から左右に分割することで立体的に見えるような表現をしています。もちろん診察券は凹凸のない平面のカードですが、このようなデザインによって立体に感じるというギミックを感じることができます。平面なのに立体的に見える、という矛盾がアテンションとなり、見る人の記憶に残すことが期待できます。

立体的なハートを表現した診察券01

立体的なハートを表現した診察券券02

カラーバリエーションを10色用意しています。

立体的なハートを表現した診察券:カラーバリエーション

デザインNo.はC_1581〜1590です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:ハートの診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

シンプルデザインの診察券

デザイナーズ診察券のサンプルデザインに新しいデザインを追加しました!デザイナーズ診察券ではシンプルでモダンなデザインの診察券を多数制作していますが、今回追加したデザインもとても「シンプル」。スッキリとした印象で清潔感のあるデザインです。

縦ラインの診察券

縦のラインで構成されたデザインの診察券です。垂直に描かれたラインに1本だけ色を変えてデザインのポイントをつくっています。縦のラインが強調されたデザインで、背筋が伸びるのような爽やかな印象を受けます。

縦ラインの診察券01

縦ラインの診察券02

カラーバリエーションを10色用意しています。

縦ラインの診察券:カラーバリエーション

デザインNo.はC_1481〜1490です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:シンプルな診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

斜めラインの診察券

斜めのラインで構成されたデザインの診察券です。こちらも描かれたラインに1本だけ色を変えてデザインのポイントをつくっています。右肩上がりの斜線が印象的で、体の症状が「よくなる」といったポジティブなイメージを受けることができます。

斜めラインの診察券01

斜めラインの診察券02

カラーバリエーションを10色用意しています。

斜めラインの診察券:カラーバリエーション

デザインNo.はC_1491〜1500です。このデザインは診察券のデザイン一覧デザイン特集:シンプルな診察券に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

診察券のアレンジ

デザイナーズ診察券では豊富なサンプルデザインをご用意しています。そして選んだデザインに対しご希望の要素を追加する「アレンジ」を追加料金なしで対応しています。表面にロゴを追加したい。裏面にQRコードを追加したい。アレンジのご希望はクリニックによって様々です。デザイナーズ診察券では経験豊富なデザイナーが、ひとつひとつのオーダーに丁寧に応えています。

デザインに対するアレンジは、要素に対する柔軟なレイアウト力が求められます。ここではいい例と悪い例を出して、診察券のアレンジについてご紹介させていただきます。

クリニック名をレイアウトする

当たり前のことですが、診察券にはクリニック名を記載します。診察券にクリニック名をレイアウトする。こんなシンプルなことですが、ちょっとしたバランスでデザインの完成度と印象が違ってきます。例えばS_399というデザインを選んだことにしましょう。(デザイン特集:ハートのデザイン参照

診察券のデザインS_399

S_399は楕円のような形が重なり合ってハートの形をつくっている、とっても意味深いデザインです。ではこのデザインにクリニック名を追加していきます。まずは、悪い例から。

診察券のアレンジ:悪い例01

オリジナルデザインをそのままに、上の余白にクリニック名をレイアウトしています。このレイアウトの大きな欠点はクリニック名とハートの形のバランスが悪いこと。クリニック名が必要以上に小さく、窮屈に感じます。これでは、あまりにもバランスが…。それではどのようにすれば?

診察券のアレンジ:いい例01

このようにレイアウトにすれば、クリニック名が窮屈に見えずとてもバランスのいいデザインになります。ハートの形を少し縮小して位置を下げ、クリニック名を充分な余白と大きさでレイアウトしています。悪い例と比べるとちょっとしたバランスで、かなり雰囲気が違うことがわかります。このようなミリ単位の調整はデザイナーの仕事領域となります。

クリニック情報をレイアウトする

例えば裏面を予約表で使ってしまう場合、表面に診療時間や休診日などクリニックの情報をレイアウトすることがあります。そんなの適当に入れればいいんじゃないの?という考えは大間違えです。まずは悪い例から。

診察券のアレンジ:悪い例02

何となく上手に収まっているように見えるレイアウトですが、下の方に配置した文字の可読性が低いことと、ハートの形のデザインの良さを阻害していることが、とても残念なレイアウトです。決して悪くはないけれど「ベスト」とは言えません。それでは、次にいい例を。

診察券のアレンジ:いい例02

どうでしょう?クリニック情報の可読性は高まり、とてもスッキリしたレイアウトになりましたね。ハートの形が中央にないといけないという固定概念に縛られず、記載すべき情報を整理して柔軟にレイアウトしたのがこの例です。クリニック名もしっかりと引き立っています。

診察券はとっても小さなサイズのデザインなので、レイアウトをするデザイナーには、ちょっとしたバランスを精査できる能力が問われます。デザイナーズ診察券では経験豊富なデザイナーが、各クリニックの情報に合わせてレイアウトを調整し、注文された方に確認を取ってから印刷工程へ進めています。「アレンジ」は追加料金なしで対応していますが、ご質問などあれば遠慮なくお問い合わせフォームからお問い合わせください。

花と植物の診察券

デザイナーズ診察券では2,000点以上の豊富なデザインをご用意しています。(2018年8月現在)デザインの基軸としてあるのは「ポジティブに見える」こと。診察券がクリニックの印象を左右するデザインツールである以上、クリニックの印象をバックアップするものでなければなりません。明るさ、親しみやすさ、堅実さ、先進さ、柔軟さ、安心感など。利用者がクリニックに抱く印象を「ポジティブ」に定着できるよう、デザイン制作に取り組んでいます。豊富なデザインの中から、本ページでは花と植物をモチーフにしたデザインをご紹介したいと思います。

花の写真を使った診察券

花の写真を使った診察券01

↑ この診察券のデザインのナンバーは「C_782」です。

花というと子供っぽいイメージを持つ人もいるかと思いますが、この診察券のように黒バックの中に象徴的に花を配置すれば、ぐっとエレガントな大人の装いに。右半分を白地にすることで、すっきりとした清潔感のあるデザインに仕上がっています。

花の写真を使った診察券02

↑ この診察券のデザインのナンバーは「C_785」です。

花の写真にも色々なトーンがあります。そのトーンを使い分けることで、目指すイメージを上手に定着させることができます。例えば、ナチュラルで少ししっとりとした湿度のある花の写真を使えば、見る人もとても「しっとり」した気分に。心療内科など「落ち着いた印象」を求めるクリニックに最適です。

花の写真を使った診察券03

↑ この診察券のデザインのナンバーは「C_759」です。

花の写真を使った診察券04

↑ この診察券のデザインのナンバーは「C_760」です。

植物の写真を使った診察券

植物の写真を使った診察券も、使う写真のトーンによって少し印象が違ってきます。それでも、色味がグリーンであることと自然界がモチーフであるために、優しく落ち着いた雰囲気を演出できるのは、どのトーンでも共通して言えることです。

植物の写真を使った診察券01

↑ この診察券のデザインのナンバーは「C_756」です。

植物の写真を使った診察券02

↑ この診察券のデザインのナンバーは「S_049」です。

植物の写真を使った診察券03

↑ この診察券のデザインのナンバーは「C_1061」です。

植物のイラストを使った診察券

同じように植物がモチーフでも、イラストやマークを使ってデザインされると雰囲気がひと味違ってきます。ポップで爽やか、明快な雰囲気に仕上がります。イラストのデザインの方が、写真を使ったものに比べて対象が広くなる気がします。子供から大人まで、利用者の年齢層が幅広いクリニックには、イラストで表現されたデザインがお薦めです。

植物のイラストを使った診察券01

↑ この診察券のデザインのナンバーは「C_901」です。

植物のイラストを使った診察券02

↑ この診察券のデザインのナンバーは「C_908」です。

植物のイラストを使った診察券03

↑ この診察券のデザインのナンバーは「C_1397」です。

いかがでしょうか?花や植物…というと当たり障りのないモチーフでパンチに欠けると思ってしまいがちですが、本ページでご紹介したデザインは、どれもしっかり個性があっていい雰囲気ではないでしょうか?

表現のある診察券

デザインは何かを表現することのできる素晴らしい手法です。言葉で伝えるよりも速く、広がりのある情報を見る人に届けることができます。しかし表現が、押し付けがましく余裕の感じられないほどになってしまうと、見る人に不快感を与えて逆効果に。きれいなデザインだけれど、よく見るとこんな意味があるんだ。というくらいの、さりげない表現にまとめておくことがポイントです。デザイナーズ診察券では診察券のデザインを多数掲載していますが、表現のある診察券を紹介したいと思います。

「ポジティブ」を表現した診察券

「ポジティブ」を表現した診察券のデザイン

この診察券のデザインのナンバーは「C_1258」です。右側のデザイン要素はとても可愛らしい雰囲気ですが「花」のような、あるいは「四葉のクローバー」のような形をしています。よく見ると元になっているエレメントが「歯」の形をしていて、歯科クリニックを意識したデザインであることがわかります。歯の形をうまくつなぎ合わせて花や四葉のクローバーに見えるようデザインされたものですが、花も四葉のクローバーもとてもポジティブなイメージを持っているので、診察券がとてもポジティブな印象に演出できています。

「利用者のメリット」を表現した診察券

「利用者のメリット」を表現した診察券のデザイン

この診察券のデザインのナンバーは「C_1271」です。左側にレイアウトされた歯のキャラクターが、とても愛らしい雰囲気を持っています。上にニッコリ笑った歯、下にあまり具合のよくない歯を対比させています。ここではクリニックで治療を受けたことによるビフォーアフターをイラストで表現していますが、歯を健康に!といった言葉が入っていないにもかかわらず、クリニックで治療することで歯がとっても健康になる印象を受けますよね。デザインとしては可愛らしくポップな雰囲気。それでいて利用者のベネフィットをしっかりと表現しているのです。

「改善と繰り返し」を表現した診察券

「改善と繰り返し」を表現した診察券のデザイン

この診察券のデザインのナンバーは「C_638」です。歯のマークが特徴のデザインですが、暗い色のブラウンと明るい色のグリーンの対比、円を描く矢印で「変化」や「改善」を表現しています。円を描く矢印は、歯のメンテナンスが繰り返されることを意図し、クリニックの継続的な治療によって歯が改善されることを抽象的に表現しています。このような無意識の部分に語りかける表現は、とても高度なテクニックです。全体として軽快なデザインにまとめることで、押し付けがましい印象はまったくありませんが、無意識のうちに「改善」や「繰り返し」といった印象を与えることができます。

デザインの効果と診察券

紹介したデザインは決してクリニックの優位性や強い訴求を含んだものではありません。けれど、さりげないデザインの中に「表現」が含まれることで、文字情報だけではない特別な力を持っています。私たちは、得る情報のほとんどを視覚に頼って生活していますが、このような表現を含んだデザインはインパクトを与えるだけでなく、表現の意図した印象を定着させることができます。診察券はとっても小さなデザインアイテムですが、何度も手にして繰り返し見るものなので、デザインの効果は計り知れないものがあります。

形容詞のつく診察券

デザイナーズ診察券では実にたくさんのデザインをご用意しています。かわいいもの、カラフルなもの、シャープなもの。様々なデザインはテイストこそ違えど、いくつかのデザインコンセプトのもとにデザインされています。最も重要視しているのは印象的(インパクトがある)こと。人の記憶に残らないものでは意味がありません。そしてそれがポジティブな印象につながるかどうか。デザイナーズ診察券のデザインが他の会社で提供しているデザインとひと味違うのは、そのようなコンセプトがあるからです。

形容詞がつけられるのは いいデザイン

いいデザインかどうか?の基準のひとつとして「形容詞がつくかどうか」というのがあります。そのデザインを説明する言葉がすぐに思い浮かぶかどうか。その言葉が明確であればあるほど、記憶に残しやすくなります。記憶に残りやすいデザインなら、いいデザインと言っていいのではないでしょうか。

“黄色の診察券"/

上の画像は、デザイナーズ診察券のデザインのひとつです。広い面積に黄色が配色されただけの、ビックリするくらいシンプルなデザイン。デザインについて理解が深くないと絶対につくれないデザインです。このデザインを人に伝えるとき、誰もが「黄色の診察券」と説明すると思います。黄色の…と具体的な形容詞で説明できる。これが形容詞のつくデザインです。

“青空の診察券"/

上の診察券の場合「青空の診察券」または「空の写真の診察券」といった形容詞がつきます。これもまた、人の記憶に残りやすいデザインと言えます。

“動物病院の診察券"/

上の診察券の場合「黄色の診察券」または「犬の足跡の診察券」といった形容詞がつきます。配色をシンプルにしているために「黄色」という色と犬の足跡のマークが、明確な言葉として記憶に残るデザインです。

形容詞をつけられないデザイン

逆に具体的な形容詞がつけられないデザインというのもあります。具体的なものを描くのではなく、抽象的に表現されたデザインです。しかし、それらの中でも「女性的な」「シャープな」「モダンな」といった雰囲気を持っている場合には、抽象的ではあっても形容詞がつけられるデザインがあります。

クリニック名と電話番号と受付時間が、ただ単に事務的に並んだだけの味気ない診察券の場合には、形容詞をつけることができません。もちろん、情報が記載されている以上、診察券としての機能を果たすことになりますが、形容詞をつけられないデザインは、残念ながらいいデザインとは言えません。

デザインで将来を表現する

グラフィックデザインは診察券だけでなく、ポスター、映像、広告、カタログといった様々な分野で活躍するデザインです。グラフィックデザインの果たす役割は、視覚による情報伝達です。サービスの名称、印象、詳細を表示し、見る人が理解・行動する際に役に立つ情報を伝える役目を担っています。クリニックや店舗といった情報を発信する側とそれを受け取る側の「接点」となるため、事務的な情報を伝えるだけでなく、「意思」を表明する貴重なメディアでもあるのです。

デザインと時間軸

自分のクリニックにどんなデザインを選べばいいのか?何を選んだらいいのか、まったくわからない…。そういう方はきっと多いと思います。何をどう表現するか?それがデザインを選ぶ上で重要なポイントになりますが、時間を認識することでデザイン選びの基準が変わってきます。

時間には過去、現在、未来という3つに分けることができます。

例えば、「昨年行われたイベントレポート」というものをデザインするとき、当然デザインの時間軸は「過去」に重点が置かれます。過去に行われたものの詳細をデザインでまとめ上げることで、見る人に過去の情報を伝えることができます。診療時間や住所など現在有効な情報を伝えることは、デザインの時間軸は「現在」にあります。いますぐに行動する場合に、必要になる情報を伝える役割を担います。そして、注目してもらいたいのは「未来」の時間軸です。

デザインと未来、というとピンとこない方も多いかもしれません。しかし、デザインに未来という時間軸を意識することは、デザインを決定する上で切り離せない重要事項なのです。政治、飲食、工業、農業、商業…、あらゆる分野で未来を意識することが必須です。未来をイメージしない活動は存在しないからです。それと同じく、診察券をはじめとしたクリニックのデザインが利用者との接点になる以上、診察券のような小さなデザインにも「クリニックの未来」が込められている必要があります。

将来をイメージしてデザインを考える

服を買うとき

例えば服を着る、あるいは服を買うとき、何を基準に決めていますか?服を選ぶときにも自分を対象に時間という概念が存在しています。

いままで着たことがなかったけれど、たまにはショッキングピンクのニットでも買ってみようかしら。そう思ってレジへ向かうあなたは、「未来」に軸を置いて服を選んでいます。素敵な男性との交際がはじまって。会社を設立して社長になって。50代になって大人の装いになりたくて。理由は色々ですが未来の自分をイメージして服を選ぶことがあるでしょう。その心理は、現状からの変化、成長を望んでのこと思います。過去や現在を切り捨てる必要は決してありませんが、未来へ向かって自分が成長し成熟することは、周囲にいい影響を与えることになるので、未来を意識した様々な決定にはとても大きな意味があると思います。デザインを選ぶときにも、「過去〜現在のクリニックに合っている」というだけでなく「将来的にこういう雰囲気のクリニックになりたい」というイメージも含めて選んでみてはいかがでしょうか?

希望の将来をデザインで

グラフィックデザインのこれからの活躍の場として「未来」という時間軸が注目されています。展示会やイベントで発表されるものには、現在では開発中で翌年完成予定のものであったり、いままで存在しなかったものが展示されています。そういった近い将来に時間軸をおいたものを、上手に伝えることができるのもグラフィックデザインの特長です。

クリニックが新規開業するときには、もちろん過去の実績はありません。当然、デザインを選択する際の時間軸は「未来」に向いていることでしょう。3年後、10年後にどんな印象のクリニックにしたいか、そういったことを考えながらデザインを選ぶことになります。既に長年営んできたクリニックの場合でも、科目の増減や移転といったきっかけで「印象を変えたい」という時があると思います。その時には過去や現在だけでなく、未来を見据えた考え方が必要になります。

デザインには、希望する未来へ推し進める推進力があります。クリニックの診察券は、クリニックの利用者だけでなくクリニックのスタッフも毎日手にするアイテムです。繰り返し目で認識することでクリニックの印象は知らず知らずのうちに、デザインのもつ印象に定着されていきます。明るい服を着ることによって明るい気分になるように、デザインで描かれたその印象は、クリニックが目指す将来を照らす道標となって、想像以上の効果を上げてくれることでしょう。

デザインするデザインしない

様々なグラフィックデザインが世の中に溢れています。子供から大人まで、生活する環境を問わずほとんどの人がデザインに触れて日常生活を営んでいる現代です。グラフィックデザインは、印刷物やWEBで毎日のように目で見て手に取る身近な存在です。デザインというと特別なことをして生まれた特別なもののように思ってしまう人も多いと思いますが、それは大きな誤解です。このコラムでは「デザインしないデザイン」という角度から、デザインの一端をご紹介します。

何もしないという行動

私たちが何気なく行っている行動のなかで、あえて「しない」という行動があります。「する」という行動があるのと同時に「しない」という行動がある。言葉にすると妙な感じがしますが、それはとても自然なことなのです。例えば、スリムな体を求めて行うダイエット。ダイエットは食べることを控える、あるいは食べることを「しない」という行動です。休日にのんびりすることは何かを「しない」という行動で、仕事中に昼食をとるということは休憩をとって1時間ほど仕事を「しない」という行動です。「する」ことと「しない」ことは表裏一体で「しない」という選択には「する」ことを否定する大きな意味を持っています。これはデザインについても同じです。真っ白なスペースに何かしらのデザインをする、ということが意味を持つ行為なら、逆にデザインしないのもとても意味のある行為なのです。

空白をつくるデザイン

デザインしないデザイン

例えば上のようなシンプルなデザインの診察券があります。これは極端な例ですが、まさに「しない」を実践したデザインと言えます。真っ白なスペースにクリニック名があるだけのデザイン。なんだか物足りない…。そう感じる人もいるかもしれません。しかしこの診察券にはクリニック名以外に何も要素がないので、とてもクリニック名が際立っていて品のあるデザインに仕上がっています。

デザインしないデザイン

このデザインもとてもシンプルです。クリニック名の他には1本のラインがあるだけ。右側に余白があるので何かしら情報やマークを配置したくなってしまいますが、その欲望をぐっとこらえて何もレイアウトせずにシンプルに仕上げています。クリニック名とラインという2つの要素が、たっぷりとった余白と響き合い、独特のバランスをつくり出しています。

このようなデザインがとても品のいい印象を受けるのは、意図した空白につくり手の余裕を感じられること大きいでしょう。隙間があれば埋めてしまおう。そういうデザインでは、このような印象は実現できません。有名ブランドや企業など提供するサービスや商品に自信のあるところでは、このような顔つきのデザインが多くみられます。空白をつくるデザインには、空白にデザインを「しない」ことで、空白を含めた気持ちのいいバランスを考えてつくられた意図があり、それが見る人にポジティブな印象を与えることができます。

デザインは考え方と整理

余白を活かしたシンプルなデザイン。それは、あえてデザインを「しない」デザインです。そういったデザインで診察券をつくる場合には、情報をうまく整理することが大切です。診察券の場合は表面と裏面があるので、表面をシンプルにするためには、受付時間や電話番号といったクリニックの情報を裏面に上手に整理する必要があります。表面と裏面に無意味に情報が重複することなく、利用者が理解できるようきちんと情報を表記すること。そのために情報を精査して最低限の文字数にすること。そういった整理がデザインの役割です。

デザインの価値は独自性や複雑な造形にある。その考えは大きな誤解です。利便性を考えた必要な情報の精査、デザインをしないことで生まれる品格、そういったものの理解と取り組み方がデザインの価値を形成しています。

診察券のデザインは考え方と整理

抽象的なデザインの診察券

デザイナーズ診察券では、印象に残るデザインを追求してたくさんの診察券のデザインを制作しています。写真、イラスト、グラフィック…、様々な表現で豊富なデザインを取り揃えていますが、その中でも「抽象的なデザイン」についてご紹介します。

具象か?抽象か?

具象か?抽象か

具象的なデザインとは「花の写真」「キリンの絵」「子供のイラスト」「歯のマーク」など、表現されているものが具体的な言葉に形容できるデザインのことを言います。それに対して表現された形が具体的に何なのか不明瞭なデザインが「抽象的なデザイン」です。具象的なもの、抽象的なものは、それぞれにメリットとデメリットがあり、目的によって上手に使い分けていくことで、デザインを効果的に利用することができます。

診察券のデザインやカラーリングは、クリニックの個性や特性とリンクすることが大切です。クリニックのイメージキャラクターが「ひよこ」であれば、診察券にも具象的な「ひよこ」を印刷する。クリニックに具象的なシンボルがなければ、診察券は抽象的なデザインにする。といった具合です。

具象か?抽象か

抽象的なデザインのメリット

診察券に限らず抽象的なデザインの最大のメリットは「印象が具体的な形に限定されない」ということです。具体的な形がないので当然と言えば当然ですが、それを見る人は固定された名称ではなく「印象」で捉え記憶します。例を挙げる以下のようなものです。

このような「印象」は「情緒的情報」とも言われ、具体的な造形がないだけにクリニックのイメージをダイレクトに伝えることができます。ポスターやチラシでも同じですが、例えコピーやデザインが抽象的でわかりずらい場合でも、この情緒的情報は確実に発信されています。発信したい「印象」が伝わりやすい。それが抽象的なデザインの最も大きなメリットです。

抽象的なデザインの診察券

具象か?抽象か

デザイナーズ診察券では、抽象的なデザインの診察券を多数ご用意しています。クリニックに具体的な形のシンボルがない場合に、ぜひこちらを選択してください。

抽象的なデザインの診察券

クリニックのロゴ

デザイナーズ診察券では、クリニックのロゴを診察券にレイアウトすることができます。ロゴをレイアウトする作業は経験豊富なデザイナーが行います。ロゴを診察券に使う場合には、いくつか気をつけることがあるので簡単に紹介したいと思います。

ロゴの見え方を決めておく

クリニックのロゴには大きく3つのタイプがあると思います。ひとつはマークだけ、もうひとつはクリニック名がロゴになったもの、そしてマークとクリニック名をセットにしたロゴです。プロのデザイナーに依頼して制作したロゴから、院長先生がデザインしたものまでコンディションは色々あると思いますが、ロゴを使う際に最も注意しないといけないことは「見え方」の整合性です。

ロゴを使用するシーンは、看板、WEB、パンフレットなど。ロゴはクリニックのシンボルとして機能するデザインなので、ロゴを使用するサイズやメディア(紙や画面)は違っていても、同じ見え方をしている必要があります。なぜなら同じ見え方をしていることで、見る人が「同じクリニック」と認識することができるからです。看板では青、WEBでは黒、パンフレットでは白というロゴでは、利用者に対してあまりにも「不親切」ということになりますよね。

ロゴの見え方を統一する

診察券にロゴを配置する場合にも、看板やWEBと同じ見え方をしていることがベストです。デザイナーが制作したロゴの場合、あらゆる使用用途を考慮して、フルカラーや白抜き、1色使いのパターンが用意されていると思いますが、露出の多いものについては同じ見え方になるようコントロールしましょう。

ロゴを中心にしたシンプルな診察券

ロゴの印象を邪魔しないとてもシンプルなデザイン

クリニックのロゴがある場合、診察券のデザインはどのように考えればいいのでしょうか?ロゴ(特にマーク)がクリニックの顔として機能している、あるいはロゴマークのデザインにわかりやすい特徴がある場合は「診察券のデザインの中にロゴを配置する」のではく「ロゴをメインにしてデザインを添える」という感じに、ロゴを起点に考えるといいでしょう。看板、WEB、パンフレットなどにロゴが大きく使われていて、クリニックの印象がロゴを中心にコントロールされている場合には、診察券だけ他のものと違った印象にならないように、しっかりとロゴを出していく。それが基本です。デザイナーズ診察券では、ロゴの印象を邪魔しないとてもシンプルなデザインを用意しています。ぜひ、一度チェックしてみてください。

診察券のデザイン一覧

印刷に使用できるロゴデータ

印刷に使用できるロゴデータ

印刷に使用できるロゴのデータは、原則としてベクトルデータです。画像のビットマップデータと違い、解像度に制限がなく自由にサイズを編集することができるデータです。Adobeのイラストレーターで制作されたもの、またイラストレーターで制作したものをPDF保存したものがそれに該当します。ファイルの拡張子は「.ai」PDFの場合は「.pdf」になります。色の配色は印刷に適したCMYKで配色されたものが使用できます。WEBなど画面表示に適したRGBで配色されたデータの場合は、印刷用に再配色する必要があります。解像度の高い画像データ(jpgやtif)でも印刷に使用することができますが、背景に色を配色したりサイズが足りなかったりと、ベストなコンディションで印刷データをつくることができません。

ロゴデータを持っていてデザイナーズ診察券で診察券をつくる場合は、注文後にEメールでデータを送ってもらいます。イラストレーターのロゴデータを送ってくださる方の他にも「ロゴのオリジナルデータが見つからない」「紙に印刷されたものしか持っていない」という方も多くいらっしゃいます。その場合には、注文後に資料として写真で撮影したものやサイズの小さい画像データを送ってもらい、こちらで可能な限り近い形状や色でロゴを再現して印刷しています。

デザインをスマートに考える

世の中に溢れるデザイン(グラフィックデザイン)には、それぞれの目的に従って様々なテイストあり、デザインをする人、デザインを決める人にも、デザインを選択する能力が求められる時代です。診察券についても無数にあるデザインの選択肢から、ひとつのデザインに決定するのは大変な作業です。そもそも、どんなデザインが「優れたデザイン」なの?デザインなんていままで意識したこともない。そんな方も多いと思います。デザインについて少しだけ認識を深めたい方は、ぜひ本ブログを読んでみてください。

デザインは「装飾」から「整頓」へ

産業革命以降あらゆる分野でその範囲を広げてきたデザインですが、時代の動向と共に求められるデザインの傾向が変化してきました。日本でもいわゆる戦前、あるいは戦後まもなくといった「モノが少ない時代」には、人々に価値を感じさせるものは明るい未来や豊かさでした。そういったモノのない時代には、装飾的なデザインが喜ばれました。シンプルで簡素なデザインよりも華やかで装飾的なものに価値が生まれ、何かしら手が施された賑やかな装いに「豊かさ」が感じられました。

装飾的なデザイン

人は常に「ないもの」に飢え、求めるものです。暑い夏に冷たいアイスコーヒーを飲み、都心で働くビジネスマンが週末に自然を求めるように、「ないもの」を求めさまよい、そこに価値を見出しています。発展途上にある時代には、簡素なデザインよりも複雑で装飾的なデザインが求められたのです。

モノに溢れ、情報に溢れた現在では、大きな流れとしてシンプルで整理されたデザインに多くの評価が集まっています。パンフレットやポスターのデザインでも、シンプルなものでは「どこか寂しい」と感じていた時代が終わり、思い切ってシンプルに構成されたデザインが心地よく響くのが現在です。それはモノと情報に溢れる近代社会を反映した人の心理と言えます。もちろん様々なデザインが価値を生んでいる現在ですが、大きな流れとして賑やかで混沌とした装飾的なデザインよりも、合理的に整頓されたデザインの方がモダンな印象を受けるのはそのためです。

合理的に整頓されたデザイン

スマートなデザインはスマートな考え方から

合理的に整頓されたデザインを別の言い方をすれば「スマートなデザイン」です。スマートなデザインを手に入れるためには、まず頭の中をスマートにする必要があります。欲望のままに「可愛くてカッコよくて女性的で高級感があって親しみやすく大人にも子どもにも好かれるようなデザインがいい!」なんて散らかった頭で取り組むと、スマートなデザインは絶対に手に入りません。デザインに向き合う前に、優先順位を美しく整理しておきましょう。Aでもあり、Bでもあり、Cでもあり、Dでもある。そんなデザインを求めると、Aでもなく、Bでもなく、Cでもなく、Dでもなく、何者でもない中途半端なデザインを手に入れる悲劇が訪れるのです。

優先順位を美しく整理

レイアウトはデザイナーに任せる

スマートなデザインを手に入れるために、制作フローもスマートに考えましょう。診察券のように小さなスペースを構成するデザインでは、文字やマークの配置によって大きく印象が変わってきます。ミリ単位の位置決めや、文字の太さや揃えの選択、細かい色の選択はデザイナーの技能ですが、その技能は1年や2年の経験で培われるものではありません。細かいデザインのディテールについては、デザイナーに任せてあまり悩まないようにしましょう。

デザイナーに任せる

ハイセンスな診察券

街を歩いていて、あるいは雑貨屋さんを物色していて「うわぁ〜、これは素敵なデザインだな」と思うことってありますよね。10年前、20年前と比べても、世の中の美意識は高くなってきているように感じます。その中でも「これは…、かなりハイセンスだ」と感動すら覚えるデザインというものに出会うことも。デザイナーズ診察券では、画一的でないデザインをたくさん用意していますが、今回は「ハイセンスな診察券」に焦点を当ててみたいと思います。

ハイセンスって何だろう?

センスがある、センスがない。私たちがそんな風に使うセンスって一体なんでしょうか?何となく日常で使っている意味は、Facebookの「いいね」のような感覚ですよね。「Aさんって服のセンスあるよね」といった褒め言葉や「Bさんの注文した料理はセンスないね」という感じで使いますよね。何となく「美意識の才能」みたいな感じで使っていると思います。
辞書で調べてみると「センス」という言葉には分別、思慮、良識といった意味があることがわかります。美意識とはちょっと違ったニュアンスですね。分別、思慮、良識というと何だか堅いイメージです。そんな意味を持つ「センス」。センスがあるとは分別があって「よくわかっている」ということ。ハイセンスなら「もの凄くよくわかっている」ということになります。普段使っているニュアンスとは若干違いますが、センスがないと言われるよりは、「よくわかっている人」と言われる方が全然いいですよね。

ハイセンスな診察券の条件

分別があって「よくわかっている」。そんなデザインの診察券をひとつ紹介します。まず「センス(分別)がある」条件としては、以下4項目が考えられます。

1) 診察券の役割を満たしている

診察券は表裏でその役目を果たします。裏面に受付時間などクリニックの情報が記載してあれば、表面はクリニック名がはっきりと表示されていればOKです。

2) クリニックの特徴を主張している

クリニックの内装が全体的に木調でパンフレットやWEBも茶系のカラーリングにしてあれば診察券も茶系のカラーにするのがいいでしょう。女性を中心とした患者さんを扱うクリニックであれば女性的なデザインに。特徴を主張するとはそういうことです。

3) 医療施設としての清潔感がある

清潔感を感じられるのは絶対条件です。診察券から清潔感を感じられなかったら、これは、もう…、論外かもしれません。

4) 品格がある

医療は「尊敬」されるべき職種です。診察券にまで品を感じられたらベストです。

ありそうでないハイセンスな診察券

“超シンプルなデザイン"/

今回ご紹介するのはデザイナーズ診察券のデザインサンプルの中でも、かなりハイセンスな診察券のデザインです。「え?デザインはどこに?」なんて言っちゃう人もいるほどの超シンプルなデザインです。全体に配色された1色のカラーと下部には白いスペースだけ。白いスペースにクリニック名が入ることになります。1色のカラーとクリニック名だけ。たったそれだけのデザインです。

このデザインの優れている点は、機能と美しさの両方をもの凄くスマートにクリアしていることです。まず、上記に挙げた診察券の役割、特徴の主張といったハイセンス(分別)の条件をクリアしています。その上で、「ピンクの診察券」「オレンジの診察券」といった具合にシンプルな言葉と容易に結びつくので、利用者が「見つけやすい」という機能も兼ね備えています。さらに余計な装飾がないため無駄のない美しさを持っている。こんなにシンプルで理にかなっている診察券は、なかなか見かけることはないでしょう。

全20色、豊富なカラーバリエーション

このデザインは、全20色、豊富なカラーバリエーションを用意しています。デザインナンバーはS_051からS_070、カラーバリエーションのすべてはデザイン一覧ページもしくはデザイン特集:シンプルな診察券にてご紹介しています。

デザイン特集:シンプルな診察券

カラーバリエーション

同じコンセプトでデザインされたC_1321からC_1380のデザインもお薦めです。こちらも色をメインにした超シンプルでハイセンスなデザインとなっています。デザインに迷った場合には、ぜひハイセンスな診察券をご検討ください!

デデザインの起源

建築、ファッション、プロダクトなど様々な「デザイン」が渦巻く現代社会。その中で圧倒的な量で生活に溶け込んでいるグラフィックデザイン。グラフィックというとコンピューターで処理されたものを想像する人もいるかもしれませんが、グラフィックデザインはパソコンのない時代からも人類に根付いていました。

グラフィックデザインの定義

グラフィックデザインのことをシンプルに表現すると「平面上のデザイン」です。立体ではない2次元のデザインを広くグラフィックデザインと呼んでいます。代表的なものとしては、ロゴやポスターといった紙に印刷されるデザインがありますが、WEBや映像といった画面の中で表現されるデザインもグラフィックデザインとして認められるようになり、その範囲が日増しに広がっています。

プロダクトデザイン(製品・商品)が産業革命による大量生産と共に発展したように、グラフィックデザインも印刷技術という同じものを大量に複製する技術によって発展し、名称を確立しました。それまで原本を手書きで書き写すことで複製していた書籍が、印刷機械によって大量に、そして正確に複製することができるようになり、文字や図版を上手に組み合わせて原版をつくるための技術者が必要になりました。その技術者が現代でいう「グラフィックデザイナー」です。

グラフィックデザインの代表は印刷

グラフィックデザインの確立は、人類の長い歴史の中では割りと「最近」の出来事です。それは現在のデザインがビジネスと密接な関係にあることとリンクしています。例えば、新しい製品を開発して販売したい場合、製品のカタログ、製品の説明書、製品の広告といったものをつくって多くの人に製品のことを知ってもらう必要があります。そこでグラフィックデザインの登場です。製品が魅力的に見える演出を考えたり、製品の写真とキャッチコピーをレイアウトしたりして、製品をユーザーに伝えるためのデザインを制作します。このような行為は、ビジネスが「広く多くの人に」向かっていることに基づいています。1人でも多くに人に伝えるためには、膨大な量の紙に情報を載せる「印刷」や画面に表示して拡散する手段が用いられます。そこに必要な技術がデザインだったのです。

デザインというと、何か凝った表現のものを連想しがちですが、そうではありません。前のブログ、デザインと診察券でも少し触れましたが、平面の紙に文字情報だけが印刷されたもの、これも立派なデザインです。デザインはビジネスの目的に沿い、多くの人に同じ情報を届けるという使命を担っています。白い紙に文字だけ。白い紙に写真だけ。白い紙にマークだけ。凝った造形、凝ったレイアウトがないものでも、情報を載せた平面であればすべてグラフィックデザインなのです。

メディアの多様化によってグラフィックデザインの境界線が曖昧になってきた現代ですが、今も昔も同じ役割を持っています。それは「同じ情報を伝える」という1点です。例えば3人同時に「A」という情報を伝える必要があるときにグラフィックデザインが必要になります。「A」という情報を伝えるためには、誰でも「A」と認識できるような一般的な書体を選んで見やすく表示する必要があります。そこがデザインとアートの大きな違いになってきます。伝わる情報が共通して「A」であるために、グラフィックデザインは機能しています。

デザインの起源「矢印」説

現代のグラフィックデザインには、拡大を目指す現代のビジネスの有り様が大きく影響しています。しかし、グラフィックデザインを「平面上のデザイン」とシンプルに捉えた場合には、数百年前、紀元前、あるいは原始の時代にもグラフィックデザインは機能していたと考えられます。

例えば、日本の家紋。そしてヨーロッパの紋章。これら今で言うロゴマークですね。身につけているだけで家系や所属を他者に伝えることのできる、まさにグラフィックデザインです。また、スコットランドのタータンチェックも家系を証明するアイテムです。今やファッションとして活躍するチェック柄ですが、その昔は家系を表現し伝えるグラフィックデザインとしての役割が中心だったと思われます。

ヨーロッパの紋章

いや、もっともっと昔からデザインはあったはずです。例えば文字すらなかった時代にも。農耕以前、人が狩りをして暮らしをしていた頃、家族や仲間といった小さな共同体があったと思います。これは完全に憶測の話ですが、その小さなコミュニティの中で、矢印に似たような道順などを指し示す記号を使っていたのではないかと思うのです。壁に石を使って刻んだり、棒きれで記号をつくったり。自分以外の誰かに共通の情報を届ける、そういった行為はまさにグラフィックデザインです。

グラフィックデザインは自分以外の誰かに「同じ情報を伝える」という役割を持っています。古代の人類が自分の子や仲間に場所や方向を指し示す「矢印」を描いたとすれば、それがデザインの起源なのではないでしょうか。

砂の上に描いた矢印

デザインと診察券

「診察券のデザイン」と聞いて「え?診察券にデザインって必要なの?」と思う人もいるかもしれません。そもそも「デザインって?」という人もいるでしょう。様々なデザインに囲まれて生活しているものの「デザイン」について正しく理解している人は意外と少ないと思います。デザインって一体何なのか?デザインは診察券にとってどんな関わりを持っているのか?開業する予定の医師の方、診察券を見直したい方は、ぜひこのブログを読んでいただけたら幸いです。

デザインって何?

近代社会で暮らす私たちは、ビル、住宅、服、食品、家電、WEB、印刷物など、実に様々なデザインに囲まれて生活しています。デザインの種類を大きく分類すると建築を中心としたアーキテクチャ、商品を中心としたプロダクト、服飾を中心としたファッション、視覚伝達を目的としたグラフィックの4つがあります。最近ではコミュニケーションはライフスタイルなど、形を持たないものを設計することも「デザイン」と呼んでいるため、多様な分野にまたがる「デザイン」ですが、ここでは視覚伝達を目的としたグラフィックデザインについて考えていこうと思います。

グラフィックデザイン

デザインの定義は様々ですが、シンプルに整理すると「デザインとは目的を持って設計(表現)されたもの」です。これはグラフィックデザインに限らず多くの分野のデザインに共通して言える定義です。色々と小難しく考えるよりデザインを理解する上で、わかりやすい言葉だと思います。グラフィックデザインはその中でも平面的で目で見ることのできるもの。ポスターやカタログなどの印刷物がその代表と言えますが、テレビや映画などの映像、WEB、商品パッケージ、ロゴ、内装の装飾といった広い分野で活用されています。私たちが毎日使っているお金(紙幣・硬貨)もグラフィックデザイン、国旗やマーク、道路の標識をはじめとする公共のサイン、Tシャツにプリントされた文字もグラフィックデザインです。

診察券とデザイン

よくある誤解ですが、デザイナーにデザイン料を払ってデザインされたものや「複雑で凝ったもの」だけがデザインではありません。例えば、何の装飾もされていない名刺や、営業マンがつくった企画書や請求書、そういったものも「目的を持って設計(表現)されたもの」である以上、それはデザインです。診察券も例外ではありません。絵や写真が入っていなくても「デザイン」であることが理解できれば、診察券にデザインが必要かどうか?ということではなく、どんな診察券でもデザインの形であることがわかります。

診察券のデザイン

上の2つの診察券は、かなり見た目の違う診察券ですが、どちらも「デザインされた診察券」です。左のシンプルなものは「デザイン」じゃないんじゃないの?と思ってしまう人もきっといるでしょう。しかし、白地にシンプルにクリニック名をレイアウトしただけのものでも、診察券という目的を持って形になったものである以上「デザイン」なのです。